「ボーっと生きてんじゃねえよ!」

善玉ストレスを見つけに出かけたい

NHK総合で「チコちゃんに叱られる」と言う番組が放映されている。
レギュラーの岡村隆史さんとゲストが、5歳のチコちゃんにたわいもない質問をされて答えられなければ 「ボーっと生きてんじゃねえよ!」 と叱られるといった内容なのだが、昔のNHKには想像すらできないくらい笑える番組に仕上がっている。
60歳を過ぎて退職し、何も考えずに生きていれば 「ボーっと生きてんじゃねえよ!」 とチコちゃんに叱られてしまいそうだが、ストレス社会に身を置いて病気のリスクを抱えながら生きることを思えば案外間違った選択とも言えないのではないだろうか。
60歳を過ぎてから多くの先輩(年上の方々)に、「健康診断や人間ドックはマメに受けておかないと後悔することになる」とか、「ストレスと言う悪魔が自分の体の弱いところに入り込み病気の引き金を引くから気を付けろ」などと脅されてきた。
しかしそのストレスも全てが悪いわけではなく、生きていく上で必要なストレスも存在する。

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60歳を過ぎてあまり過度なインパクトの強いストレスは身体にもよくないが、全く何もないのもこれはこれで悪いストレスになり得ない。
適度で心地よいストレス(緊張感)という物があって、生きていく上では必要不可欠な物だと考えている。
この適度な心地よい緊張感は主に仕事以外のところに存在しているようだ。
例えばゴルフではプレー中にその緊張感を味わえたり、人前で唄うカラオケなども気持ちがいいのはその緊張感のおかげだ。
ツアーガイドにお任せで全く何の心配もしない旅行は面白くないが、自分で行く海外旅行は緊張感に溢れ楽しいことでもそのストレスは生きる力になる。

コレステロールにも善玉と悪玉があるので、もしやと思い「善玉ストレス」で検索してみるとやはり専門家の方々の記事が多く出て来た。
最初からこの言葉を知っていたわけではなく、「適度で心地よい緊張感」の事を生きる上で必要なストレスだと感じたのだが、健康科学や心理学の研究でも悪玉ストレスと善玉ストレスが存在するそうだ。

サラリーマンをしていた現役時代の事を、この悪玉ストレスと善玉ストレスに当てはめてみると、その多くが悪玉ストレスであることに気付く。
悪玉ストレスを感じる時
・例えば何を言われるか分からない嫌な緊張感を感じる会議
・お客様にお詫びに行かなければならない時の緊張感
・上司から意見を押し付けられた時の嫌悪感
・思うように仕事が進まない時のイライラ
・命令口調で言われる上司からの指示
善玉ストレスもなくはないが、一般的な会社の場合は圧倒的に悪玉ストレスが多いのが現状ではないだろうか。
今は会社でも健康診断時にストレスチェックが義務付けられたので、社員が悪玉ストレスを感じないようにするのが健全で健康的な会社作りなのだろう

話しがそれていったが、毎日ボーっと生きていても悪玉ストレスが忍び寄ってきそうなので、心地よい緊張感を探しながら生きていこうと思う。
余裕があればゴルフや旅行で善玉ストレスを浴びたいが、そうもいかないので日々の生活に自ら緊張するような事を取り入れるしかなさそうだ。

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