60歳からの仕事

60歳から新しい仕事を選ぶとしたら

継続雇用制度を受け入れた場合、60歳から65歳までの5年間を契約で働き、65歳からはアルバイト程度の仕事があれば良しとするのか、あるいは契約社員として働きながら新しい仕事を始める(起業)準備をし、準備出来次第退職して起業することも可能だ。
例えば宅建資格を取得して不動産業を始めるなどだ。
そして60歳で定年退職をして起業準備し新しく仕事を始めることも一つの道だ。

60歳からの仕事の種類

農業

飲食業

配送業

警備

軽作業

代行業

清掃業

ドライバー

管理業

不動産業

ネットビジネス

マンション経営

コンビニなどフランチャイズ

農業を仕事にする

農地を持っている人には手っ取り早くできる仕事だ。
農地があっても興味のない人にはお勧めできない仕事でもある。
逆に農地を持っていなくても興味のある人には、農地を安く借りてできるので挑戦するのもいいだろう。

注意しなければならないのは作物や作付け面積によって農業機械が必要になり、農業機械の購入資金が必要になる。
農業機械は想像以上に高額なため中古を含め前もって相場を調べておくことが重要になる。

作物を栽培しても販売しなければ仕事にはならないので、販売経路も前もって調査が必要だ。

農業は気候や災害に影響を受けやすく、甘い考えで始めるのはお勧めできない。
しかし興味がありこだわりを持ってやるなら楽しい人生に繋がる可能性は大きいと言えるだろう。

飲食業を仕事にする

起業して飲食店を経営する場合はそれ相応の覚悟が必要だ。
料理を作るスキルも高くないと利益は見込めない。
特に店舗を借りて始める場合は余程の自信がないとお勧めできない。
毎月家賃が発生するだけで大きな利益が見込めないと赤字が続きすぐに廃業に追い込まれる。

料理のスキルが高く自信があるのであれば、最近は田舎で家賃の掛からない物件を探し開業する人も多い。

蕎麦屋、創作料理、田舎料理、外国料理などで始める人が多い。

都市部でキッチンカーを始める人もあるが、最初の月から黒字経営できる人はほんの一部だ。

配送業を仕事にする

ネット通販の拡大から配送のニーズは高くなっているので手っ取り早い仕事でもある。
ヤマト運輸など大手の会社が宅配オーナードライバーを募集している。
AT免許でも加盟金や保証金なしで未経験者でもすぐに開業できるところが魅力だ。

仕事自体もシンプルで荷物を丁寧に扱い確実に届けるだけだ。
しかし事故リスクは少なからずあるので、運転に自信のない人にはお勧めできない。

この仕事もどちらかと言えば都市部で行う方が効率がいい。

警備の仕事をする

警備を事業として立ち上げる場合は警備業法に定められた条件をクリアしなければならない。
警備に関する資格も取得し準備しなければならないだろう。
警備員指導教育責任者(国家資格)や機械警備業務管理者(国家資格)、警備業務検定(国家資格)などがある。

福祉施設や医療施設に警備も含めアルバイト募集がある場合は資格の有無が問われない場合も多く、高年齢者でも始めやすい仕事になっている。

軽作業の仕事をする

シルバー人材センターに登録をして仕事の斡旋を受ける人も多い。
除草作業などの簡単な仕事もあり誰でもできる仕事だ。

簡単な家の補修を請け負う便利屋も開業のチャンスは大きいが、ある程度の建築のスキルを持っていないとすぐに行き詰る。
農繁期になると人手の足りない専業農家でも仕事のチャンスはあるが、仕事がしたいという意思を広く周知しておく必要がある。

代行業を仕事にする

運転代行や家事代行をはじめ多くの代行職種がある。
代行業者で働くのもいいが自分で開業の道を探るのもおもしろそうだ。

とにかく需要があれば何でも仕事にできるところが最大の魅力だ。
代行業は資格が必要なものと資格がなくても始められる仕事がある。

フランチャイズ展開している代行サービスもありノウハウを一から模索することなく開業できる業種も多い。

またアイデア次第ではまったく新しく始める代行サービスも夢ではない。
60歳から起業するには最も夢のある仕事と言っても過言ではないだろう。

清掃業を仕事にする

清掃業は昔から存在している仕事だ。
全国展開しているフランチャイズもあり、加盟してスキルを学ぶのもいいだろう。
未経験者が新規で始めるのはハードルが高い仕事で、ある程度の経験とスキルが必要だ。

清掃ではないが最近は収納アドバイザーといった仕事が女性の人気職種だ。
整理収納アドバイザーという資格も存在するが国家資格ではない。
国家資格ではない以上無資格でも開業しても問題はない。

仕事の内容は名前の通り収納アドバイスということになるが、例え整理収納アドバイザーの資格(ハウスピーキング協会)の資格を持っていても必ず仕事として成り立つとは限らない。
ほとんどの場合、人気商売だ。

ドライバーを仕事にする

タクシーやバス、トラックのドライバー需要は多い。
しかし当然免許資格が必要で、60歳から始めるには事故リスクも高くなる。
バスのドライバーがタクシーに転職するなどはよくあることだが、未経験で始めるのには高年齢者向きではない。

可能性としては、福祉関連施設の送迎や医療機関の送迎ドライバーなど、限られた地域を同じ道順で運転する仕事が慣れるのも早いだろう。

管理業を仕事にする

管理業と言えばマンション管理業のことを言う場合が多い。
マンションの管理組合から委託を受けて管理事務などを請け負うが、マンションデベロッパーや独立した管理会社もある。

最近は全国的に空き家が急増しているので、不動産業とは別の新しい分野の仕事を探すこともできる。
放置されていく空き家も多く地域の課題となっているので企業チャンスがあるだろう。

不動産業を始める

50代過ぎてから宅建資格を取得し不動産業を始める人も少なくない。
特に金融業界にいた人に人気があるようだ。

従業員を雇わず家族だけで仕事をしている人も多い。
アパート管理などを請け負えば月々安定した収入を見込めるのが魅力だろう。
不動産売買も手数料が決められているため、値切られることもない。

体力を必要としない仕事だけに健康であれば年齢には関係なく始められる。

インターネットで仕事をする

インターネットで仕事と言ってもありとあらゆる仕事が存在する。
クラウドソーシングはインターネット上で受注する仕事のことだ。
このクラウドソーシングもありとあらゆる仕事が存在しているが、パソコンを使った仕事が主だ。

ブログやYouTubeのように広告収入を見込んだ仕事もあるが決してハードルは低くない。
よほど高いスキルを持っているか、アイデアがないと報われるまでに途方もない時間を要する仕事だ。
最低限継続する力は必須と言える。

その他にもネットオークションやフリマ、ネットショップなどもあるが仕事にしようと思うと高年齢者には覚悟が必要だ。

マンション経営をする

60歳時点でマンションを所有しているならこれを仕事にすることはできるが、60歳過ぎてからマンションやアパートを建設して仕事にするのはリスクが大きすぎる。

60歳時点で大金を持っていて相続税が気になるような場合は検討の余地があるだろう。
億単位の借金を作ることで相続税の負担を減らすような場合だ。

だが、新規で借り入れをしてまでする仕事ではないのは明らかだ。

コンビニなどのフランチャイズ

コンビニもある程度飽和状態で新規出店はリスクが大きい。
もし始めるなら閉店したコンビニなどの店舗を探し、フランチャイズの職種を変えてビジネスチャンスを探ってみるのがお勧めだ。

例えば小さめの家電量販店が撤退した後の建物を利用してダイソーなど百均のフランチャイズを検討するといった試みだ。

撤退したコンビニ店舗で家族葬のフランチャイズを模索するのもなくはない。
若しくは撤退したコンビニ店舗でまったく新しいサービスを提供してもいいだろう。

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