シニア女性に試してほしい便秘解消食品!

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干しぶどうで便秘が解消された!

誰でも体のどこかに弱いと自覚しているところがひとつやふたつはあるだろうが、そんな体の弱みが老後の健康不安に繋がることも少なくない。
私もできることなら少しでも解消して健康に過ごしたいところだが、いつの頃からか頑固な便秘に悩まされている。

1. 便秘に効くとアロエの液体を飲んだ結果!
2. 食物繊維の食べ物で効果を期待
3. 干しぶどうの成分他
4. 干しぶどうは何にいい?
5. 干しぶどうの力はそれだけではなかった
6. 干しぶどうを2週間食べた結果
7. 干しぶどうの効能まとめ

1. 便秘に効くとアロエの液体を飲んだ結果!

私は子どもの頃から腸が弱いと自覚して育ったが、大人になってからも下痢気味な体質に悩んでいた。
ところが50代後半頃からだろうか、いつの間にか今度は便秘で悩まなくてはならないような体質に変わっていた。
症状は何日間も便意すらもよおさない日が続き、忘れた頃に気分が悪くなるという繰り返しだ。
便意はもよおさないが常にお腹の中はスッキリせず、ひどい時は一週間以上排便がない状態が続くので気分が悪くなるのは当たり前だ。

便秘で悩む人は男性より女性の方が多いと聞いていたが、実際便秘で悩んでいるご近所のご婦人が私が便秘で悩んでいると聞いて持ってきてくれたのが本物のアロエをミキサーにかけただけの液体だった。
「これを飲めば絶対と言っていいほど便秘が解消されるから」と自分も試して一番効果があったと言って勧められたのだ。
「騙されたと思って飲んでみて」というそのご婦人の言葉は自信と説得力に満ちていた。
そのドロドロとしたアロエの液体を一口で飲み干し様子を伺ったが、結局その日も次の日も便意をもよおすことはなかった。

おそらくそのご婦人には効果があったのだろうが、私には効かなかっただけなのだろう。
そんなことはよくあることで高額なサプリメントなどにも言えることだ。

2. 食物繊維の多い食品で効果を期待

腸環境改善と言えば植物繊維と言われるのはよく聞くが、実際自分に効果がある食物はと言えば食べて見て試すしか方法はない。
100g当たりの食物繊維料で言うと、切り干し大根が20.7gで乾燥きくらげが57.4g(全て不溶性食物繊維)、干しシイタケが41g、乾燥ひじき43.3g、乾燥わかめ32.7gなどが少しの量でも食物繊維を多く含んでいるようだ。
勿論豆類やゴボウなどの野菜、海藻などにも多く含まれている食物繊維だが、生よりも乾燥させた方が食物繊維が増えるようだ。

これらの食品から食物繊維を摂ることは難しくないが、毎日同じ食品を同じ量摂り続けて効果を確認するとなると簡単なことではない。

そこで試したのが干しぶどうだ。
干しぶどうの食物繊維料は100g当たり4.1gと乾燥ひじきなどに比べればひどく少ないように感じるが、料理をしなくても食べることができるので毎日適量を摂ることが容易だ。
最初は食物繊維を摂ろうとして行きついた干しぶどうではあったが、調べてみるとそれ以外の効果も多く天然のサプリメントと言われているようだ。

3. 干しぶどうの成分他

・カロリー  300kcal/100g
・食物繊維   4.1g/100g
・鉄分     2.5mg/100g
・カルシウム  65mg/100g
・カリウム   740mg/100g
・マグネシウム 30mg/100g
・ナトリウム  12mg/100g
・マグネシウム 31mg/100g
・リン     90mg/100g
・ビタミンB1  0.12mg/100g
・ビタミンB2  0.03mg/100g
・ナイアシン
・パンテトン酸 0.17mg/100g
・ビタミンB6  0.2mg/100g
・コレステロール  0

干しブドウの70%は果糖とブドウ糖で即効性のあるエネルギー源として登山やマラソンなどのスポーツに活用されているそうだ。
鉄やカルシウム、マグネシウム、亜鉛、銅、マンガンなどバランスのいいミネラルが豊富でコレステロールがゼロなのも嬉しいところだ。

4. 干しぶどうは何にいい?

鉄分効果で貧血予防をはじめ食物繊維で腸内環境を整え便秘解消効果が見込める。
更にはカルシウムとマグネシウムで骨粗しょう症の予防に効果があるが、女性に必要なマグネシウムは一日290mgとなっている。

干しぶどうに含まれるカリウムは体内の水分調整に役立ちむくみに効果があり、ビタミンB6には肝脂肪が溜まりにくくする効果もあるそうだ。
干しぶどうにダイエット効果があるというのは聞いたことがあるが、これはビタミンBだけの話しではなく水溶性と不溶性食物繊維によって満腹感を与えるからなのだろう。

干しぶどうに含まれるアントシアニンやエピカテキンといったポリフェノールは抗酸化作用が強く、アンチエイジング効果や免疫力を高めてくれる。
まさしく老化防止に持ってこいの食品だ。
そして糖尿病などの成人病や血管系疾患の予防にも効果があると言われている。

私としては便秘に効果があればそれだけでもありがたいが、成人病予防や老化防止効果があるなら願ったり叶ったりだ。

5. 干しぶどうの力はそれだけではなかった

どうも干しぶどうの効果に期待したいのは男性より女性のようだ。
便秘に悩まされているのもどちらかと言えば女性の方が多いだろうが、干しぶどうにはボロン(ホウ素)というミネラルの一種が含まれていて、この成分が女性ホルモンに影響を与えてバストアップ効果をもたらすようなのだ。

このボロン(ホウ素)は人体でも自然環境でも微量しか存在せず、高等植物の育成にも欠かせない元素だという。
その威力は女性化サプリで有名なプエラリアも超えると言われているのだから自然のサプリメントと言われるのも筋が通っている。

そして干しぶどうのもうひとつの嬉しい効能が虫歯予防だ。
まさか干しぶどうに虫歯予防効果があったとは知らなかったが、最近の研究によって明らかにされたようだ。
しかし砂糖の主成分であるショ糖などて添加されたレーズンは逆に虫歯の原因になるので、干しぶどうを買う時は添加されていないものを選ぶべきだ。

6. 干しぶどうを2週間食べた結果

一日に食べてもいいとされる干しぶどうの量は84gなのだそうだが、それよりも少ない量(約60g)を食べてみた。
一度に食べるのではなく朝はサラダと一緒に20g程度食べ、昼の間食に20g、そして夕食後にヨーグルトと一緒に20gといった感じで食したが、なんと一週間が過ぎたころから便秘が解消されたのだ。

本当に干しぶどうの効果なのかは正直定かではないが、他に思い当たるものがないのだからそうであると信じるしかない。
実際干しぶどうを食べて見て感じたのは、料理をしなくてもよく量を把握しやすいところだ。
元々甘いものは嫌いではないので好んで頂けたが、甘いものが苦手な男性には向いていないかも知れない。

とにかくあれほど頑固な便秘が解消され今日で3日間大腸が健康だと分かるほどの回復を得たのだからこれほど嬉しいことはないが、今後持続するのかも含めもう少し継続して干しぶどうを食べていくつもりだ。

7. 干しぶどうの効能まとめ

・ほうれん草より多く含まれている鉄分による貧血予防
・水溶性、不溶性食物繊維による腸内環境を整え便秘解消
・ぶどう糖と果糖による即効性のエネルギー源
・アントシアニンなどのポリフェノールによる免疫力アップ効果がある
・コレステロールゼロの食材で糖尿病や高血圧、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞などのリスク軽減
・カルシウムやマグネシウムで骨粗しょう症予防
・ポリフェノールの抗酸化作用による老化防止
・カリウムによるむくみ防止
・カルシウムや鉄分を補い倦怠感やイライラ、不眠症に効果がある
・食物繊維が豊富で満腹感によるダイエット効果がある
・ボロン(ホウ素)によるバストアップ効果(女性)がある
・口腔細菌の増殖を抑え虫歯予防に効果がある

こんな最強とも言える干しぶどうも食べ過ぎると毒になるのは言うまでもない。
特にカリウムやリンなどの摂取に注意が必要な、慢性の腎臓病などの人には勧めることができない。

女性に多い便秘などはハッキリ効果を実感できるので、干しぶどう効果を試してみる価値は高いだろう。
一日84g(1/2カップ)は結構多いと感じる量なので一度に食べるのはお勧めできないが、間食でおやつ代わりに少しずつ食べればダイエット効果も上がるはずだ。

特にシニア女性に試してほしいのが干しぶどうだ。