旅行前から健康管理を怠らないのはシニアの鉄則

旅行を楽しむなら健康管理が条件

年齢が高くなると先ずは健康だということが心の底から実感できるのは、年齢が高くなるにつれて「心身が至って健康だ」と言える日が徐々に減ってくるからだ。
体調が崩れると身体だけではなく心も弱ってくるから旅行なども前向きに行動することが難しくなる。

高年齢者が貧乏ひとり旅に出る動機

私事だが昨年は前立腺を含め体調が万全ではなかったせいもあって旅行に行く機会を逃してしまった。
昨年行ってみたいと思っていた「ミャンマーに今年こそは行くぞ」と決心し、1月に行く計画を立てたが飛行機の格安チケットを取りそこない2月に変更した。
変更したことで中国の春節が終わる時期から10日ほどずらした日程変更が幸いしてくれることを願っている。

若い人ならともかく、63歳を目前に控えた初老とも言える者がひとり旅をする理由を理解して頂ける同年代は少ない。
しかも格安航空券を利用したり贅沢からは程遠い貧乏ひとり旅だ。
確かに老後の生活不安を拭い去ることができない今の現状で贅沢はできないが、同年代の知人にこの話をすると「それなら夫婦で国内の温泉でも行けばいいだろう」と最もなご意見を賜ることになる。

しかし誰に何を言われようと貧乏ひとり旅には前々から憧れを持っていた。
結婚をして時が経ち、子育てが終わり定年退職して初めてこのような身勝手が許される歳になったと言っていいだろう。
これまでも自由に海外を旅している若い人たちのブログや動画を羨ましく拝見し、その価値観に共感を覚えてきた。

年齢が高くなると自ら恥をさらすような言動は慎むものだが、敢えて言うなら何歳になろうと人生に迷いが生じるものだ。
人生の分かれ道で立ち止まった時にも、ひとり旅が道標の役目を果たしてくれるというのがこの旅を正当化してくれると身勝手なことを思っている。
更に付け加えるなら、年齢を重ねているからこそ何でもない旅行に大義名分を重ねたいのかも知れない。

年齢が高いほど体調不安に敏感

もちろん旅行に行くことはウキウキした気持ちになり楽しみだが、ひとり旅ということもあり不安に感じることも多くある。
第一の不安は旅先での体調だ。
若い時は旅行前に体調不安など感じたことはなかったが、やはり60歳過ぎて体調が悪い時期を長く経験すると不安は拭い去ることができない。
シンガポールやアンコールワットのように何泊しても同じホテルで過ごす場合はそうでもないが、何時間もバス移動しなければならない今回のような旅行は不安も大きくなって当然だ。

そのため旅行に出発する2ヶ月も前から体調管理に留意し、体力強化も合わせて健康状態を保つよう意識している。
旅行に出発する頃になって体調を崩してしまえば、いくら格安とはいえ飛行機のチケットなどを無駄にしかねない。
いや融通が効かず変更も不可能な格安チケットを敢えて買っているのだから、自らの責任で体調管理をしなければならないのは言うまでもないことだ。

更に最近話題になっている中国武漢から広がっている新型ウイルス肺炎が気になるのは、中国東方航空の昆明で乗り継ぐチケットだからだ。
格安チケットで幸いしたのは飛行機の席が最後部だということくらいだろうか。
この新型ウイルス肺炎のリスクを減らすにはマスクと手洗いは重要だと思われるが、今まで機内食を頂く前や海外のレストランで手を洗った経験は一度もない。
もちろん機内では簡易なおしぼりが付いてくるが、手を洗ったほど除菌効果を見込めるほどのものでない。

シニアの旅行に欠かせない体調管理用品

旅先では手を洗うことがままならない状況も予測しなければならないので、マスクと同様に除菌ウェットティッシュは欠かせない。

マスクは人の多い機内や中国のトランジット空港、特にチェックインなどの列に並ぶ時には必要だ。
そして東南アジアでバイクタクシーやトゥクトゥクなどキャビンのないオープンな車に乗る時には必須と言ってもいいだろう。
更にはエアコンの効いたホテルで寝ていると乾燥による喉のトラブルを招くことがあるが、そんな時にも役立ちそうだ。

旅行での体調管理用品は年齢が高くなるほどリスクが増えるので多く必要になる。
例えば老眼鏡を忘れると出入国カードの記入にも不便を感じたり、目の疲れから頭痛や肩こりを発症することも考えられる。

それに加え東南アジアでは国によって紫外線の量が日本に比べ極端に多いこともあるので、日焼け止めやサングラスも必要になる。
もちろん蚊が媒介する感染症予防の対策で殺虫剤やかゆみ止めは日本製品が信頼できる。

長時間飛行機に乗ったり空港ラウンジで仮眠をするようならアイマスクや耳栓、ネックピローなどで睡眠を確保することも体調管理のひとつだろう。

旅行を楽しむための体調管理

他のブログでも書いているが、旅は決めた時から始めっていると考えているので自ずと体調管理にも余念がない。
旅行で楽しむのは観光やその土地の文化に触れることだが、その中でもその土地の料理を味わうことは一番の楽しみとも言える。

どんな料理も美味しく食したいと思えば胃腸の不調だけは避けたいところだ。
便秘や胸やけなどが慢性化していたのではどんな料理であっても美味しく頂くことはできないので、早くから胃腸環境を整えるように意識して生活している。