ネガティブ人生とポジティブ人生を使い分ける
ネガティブ思考とポジティブ思考をコントロールすることで危機管理意識を強め、人生をより楽しく安全に生きるコツを掴みたい。
日本人はネガティブ感情で支配されている
日本ではメディアから流される情報の95%はネガティブ要素の強い情報だと言う人がいるが満更嘘でもないようだ。
朝からテレビを付ければ事故や事件のニュースばかりを記憶の中にねじ込んでこられるように感じるが、明るいニュースはほとんどない。
日本人はネガティブ思考になるような環境の中で生活していると言ってもいい。
このようなネガティブ思考はいつも悪いように言われるが、悪いことばかりではない。
事故や事件、詐欺などから身を守るのは常にネガティブ思考だと言える。
とにかく朝から頭の中がネガティブな記憶で満ち溢れ、その日の危機意識が充分高まったところで外出するようになるから事故に遭いにくくなるのだそうだ。
何かの本で読んだ記憶があるが、「ネガティブな人は病気で死に、ポジティブな人は事故で死ぬ」と書いてあった。
この意味は、ネガティブ思考の強い人はいろんなことを考え過ぎる傾向にあるためストレスで病気になりやすく、ポジティブな思考の強い人はあまり考えないから危機意識に欠け事故に遭うということのようだ。
このことからもどちらが良くてどちらが悪いとは決めつけられない。
できれば感情をうまくコントロールして、いいとこどりすればそれに越したことはない。
例えば朝起きて朝食を摂ったり一人で過ごしている時はポジティブ思考になり、車で外出する時や災害が迫っている時などはネガティブ思考で考えるのがいいだろう。
老後はポジティブ思考を強くしないと楽しい人生にはならない
前にも書いたが老後と検索しただけで老後破産だの老後資金が足りないと老後不安を煽るが、そんなことばかりを心配していたのでは楽しい老後生活など送れるはずがない。
ネガティブ思考な友だちが多いとどうしてもネガティブな影響を受けやすくなる。
SNSなどでもネガティブな情報ばかりを発信する人のフォローは極力避けるべきだろう。
ネガティブな感情が全て悪いのではないが、ネガティブな情報の中に漬かっていると楽しいことも遠のくと言いたいのだ。
要は楽しい行動をネガティブな感情に邪魔をされて踏み止まり、その結果楽しい人生にならなかったということを避けたいのだ。
老後不安を煽るネガティブ情報ばかりに気をとられていると、何もできずに時間ばかりが過ぎていくことにもなりかねない。
ネガティブ感情に支配され楽しみを減らしている人生
この記事も自分を戒めるために書いている。
その理由は自己分析をすれば自分がネガティブ感情に支配されていると感じることが多いからだ。
楽しいはずの行動もネガティブ感情によってできないことが沢山ある。
例えば「旅行に行きたい」と心の中では思っているのに、色々な不安情報ばかりを探してきては旅行に行く決断ができないといったことだ。
旅行に行けないネガティブ感情とは「外国の飛行機は大丈夫だろうか」「2回の乗り継ぎはスムーズにできるだろうか」「長い時間待つことは苦痛を伴わないか」「旅行の間、体調が崩れることはないのか」などだ。
そんな時その不安を払拭したいと旅行ブログなどで情報収拾するが、「思っていたより快適な飛行機だった」とか「心配するほどのこともなかった」などの情報より、「二度と使いたくない航空会社だった」とか「食べた物が悪かったのか起き上がることもできなかった」などの記事に更に不安を募らせることになったりするのだ。
なにも旅行に限ったことではない。
買いたい物がある時はその商品のレビューを見て買うのをためらったり、楽しいはずの飲み会の誘いを酔った言動を気にするあまり参加を断ったなど挙げれば切りがない。
コントロールしたい感情
コントロールしたいネガティブ感情とは、車の運転や対人関係、台風などの災害予防や健康管理のための生活習慣など、慎重さに欠けると事故やあらゆるトラブルを誘発するような感情のことだ。
このような感情をコントロールして注意しなければならないのは、元々ポジティブ思考の強い人たちだ。
事故やトラブルを遠ざけるためには慎重な行動を求められることを意識しなくてはならない。
一方元々ネガティブ思考の強い人は何事も石橋を叩いて行動するため、このような感情のコントロールは意識する必要はない。
ポジティブに思考することを意識しなければならないのは、旅行や買い物、新しいことを挑戦する決断をしなければならない時などだ。
決断を遅らせたり決断できなくするのは不安というネガティブ感情が働くからだ。