思考をコントロールしてこそ人生が楽しくなる

テレビの公開講義で聴いたネガティブ思考の人の寿命が10年短い話し

数年前の話しなので講師の名前までは出てこないがテレビの公開講義の話しだ。
オックスフォードの教授らしき人が、ヨーロッパの教会で生活していたシスターの日記が200人分出てきたので詳しく調査して統計をとった結果についてといったテーマだったと記憶している。

シスターという職業柄、死因や寿命に関して言えば食事や生活環境で違いか出る影響は少なく、その人の性格による影響の方が強く出るとのことで、日記から読みとれる性格別にポジティブ思考で人生を送った人とネガティブ思考で人生を過ごした人に分けるとネガティブ思考の人の寿命が10年短いことが分かったというものだ。

本で読んだ記憶の「ネガティブな人は病気で死に、ポジティブな人は事故で死ぬ」という文章もこのようなデータから来ているのだろう。
しかし生まれ持った性格を変えることなどそう簡単にできることではない。

行動や職業による思考の差

体をよく動かす人やスポーツ選手にはポジティブ思考の人が多いとか、文学好きの内向的な人にはネガティブ思考の強い人が多いとされているようだ。
タクシーやトラックのドライバー、電車の運転士や飛行機のパイロットなどもポジティブ思考でないと務まらないのだそうだ。

常に緊張を強いられるような職業ではネガティブに考える時間がないのだろうと想像することができる。
しかしそのような人は特に事故のリスクも高く、ネガティブ思考を意識しなくてはならない職業でもある。

定年退職した人の中には、仕事から離れた途端にネガティブ思考が強まる人もいる。
仕事をしている間はポジティブに考えなければならない立場にいた人も、仕事を辞めればネガティブ思考でいる方が楽だからだ。

ネガティブ思考はマイナス思考とも言われ、逆にポジティブ思考はプラス思考と言われているが、プラス思考はいつも前向きな決断や行動を伴うのでエネルギーを消費し疲れやすいのだ。

感情の切り替え上手な人を見習う

嫌なことがあってもすぐに笑顔で振る舞える人がいる。
そんな人に自分の感情を切り替えるコツを聞けば、「嫌なことはすぐに忘れることにしている」とか「敢えて気持ちを切り替えるように意識している」といった答えが返ってくる。

感情をコントロールしてその場その場で使い分けることは難しいが、考え方を意識して変えることは人生を楽しく生きる上で必要だ。

先ずはネガティブ思考が強いのかポジティブ思考の人間なのかを自己分析してみることだ。
そうした上で考え方を意識して感情コントロールしてみてはいかがだろう。

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