退職旅行でアンコールワット

退職旅行準備で60歳から英語

定年退職すれば時間に制限もなく、いつでも行きたい時に旅行できると思っていたが、実際退職をすれば、そんな考えも捨てなければならないと感じている。
私が描いていた旅計画とは、せめて2ヶ月に一度は10日以上の海外旅行を実行することであったが、自分だけが楽しむ事への家族への後ろめたさに加え、将来の生活資金不足不安が重くのしかかって思い切れなくなる。

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【自宅でできる人間ドック】

そこで一つの旅行が終わった直後から次の旅行計画を練ることにしている。
例えその旅行計画が半年先であっても、それまでの準備期間を最大限楽しもうと実践しているのだ。

旅行実績は自営業をしている友人などに比べるとはるかに少ないが、旅行の楽しみ方については私の方が上だろうと勝手にうぬぼれている。
「旅は思いついた時から始まっている」と他のブログにも書いているが、準備時間が長くなればなるほど実際行った時の期待感は高まってくる。

今年の台風21号で残念せざるを得なかった一人旅計画の後、「アンコールワットが見たい」と友人に誘われていたいた計画を実行しようと準備していた。
複数人での旅行は日程などの調整に手間取ったが、その旅行でも自分が楽しめなければ同行者も楽しんで頂けないと考えるのが私流の楽しみ方なので、毎日少しずつ準備のための時間を作った。

友人と行く旅行とは言え、人によって旅行に対する価値観が違うので、誰もが楽しめるよう工夫して行程を作ることも重要な旅行プラン要素となる。
最初に誘われた友人に「なぜアンコールワットが見たい?」と聞くと「テレビで見て死ぬまでに一度は見てみたいと思った」と返事が返ってきたが、もう一人に同じ質問をしたら「行き先ではなく遠く離れて現実を忘れ、とにかくゆっくり時間を過ごしたい」と言う。
さらにもう一人は「行った事がない国でその土地のものを食べ、その土地の酒を飲むのが楽しい」と話し、私の希望は「知らない土地の人と触れ合い、文化を知ること」だったりするのだ。

直行便のない航空券も私の一人旅なら予算重視で予約を取るが、私より年上の同行者の事を考えると、途中乗り継ぎ空港での待合時間の事も考えなければならない。
友人の旅行価値観を考えれば、宿泊もゲストハウスからホテルに格上げしたり、旅行日数を短く設定しながら観光にもゆったりした余裕が必要になる。

それらの行程を考える時も、旅先での事を想像しながら考えるので楽しく取り組めるが、自分の旅行価値観を更に高めるため、カンボジアの地理や歴史を知ることから始まってクメール語や苦手な英語まで、出来る限り勉強することが最大の楽しみと言える。
普段なら苦手意識の強い英語の勉強も、確かな目的が背中を押してくれるので、旅行が実行されるまではモチベーションが下がることはない。

英語の勉強と言っても短時間に習得できない事くらいは分かっているので、コミュニケーションをとるための最低必要と思える言葉から優先するが、その場合、帰ってくる返事も予測して覚えようとするので時間が掛かる。
しかし、あらゆるシチュエーションを想像するのが楽しい。

今回のアンコールワットも計画から実行まで3ヶ月あるので、その間はカンボジアに関する情報収集やコミュニケーション能力の向上を目指して楽しむことができる。
既にアンコールワットの遺跡群の情報からシェムリアップと言う、行った事もない町のマーケットや両替店の場所、レストランや乗り物情報まで、おそらく1度や2度行った人より豊富な情報を頭に入れていると自負できるまでになっている。

このようにひとつの旅行が切っ掛けとは言え、多種の趣味とも言えるような楽しみ方を知ることができる。
この旅行計画がなければ一生、奇怪としか思えないクメール語などの文化に触れる機会すらなければ、苦手意識が強い英語からは遠ざかっていたに違いない。
クメール・ルージュに見る悲惨な歴史を知ることで、私たちの育った国と時代が如何に平和であったかも思い知る事ができた。

実際は1週間にも満たない海外旅行も、トータル3ヶ月を要した私的プロジェクトとしてその意義は深く、将来の生きる糧にもなるだろうと信じている。

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