60歳過ぎて表情筋を鍛えたいならサックスがお勧め!

Albrecht FietzによるPixabayからの画像

音楽だけではないサックスを始める動機

ヨガを始めようかそれともサックスにしようかと悩んでもおかしくないくらいだ。
フェイシャルフィットネスを目的にサックスを始めてもいいだろう。

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60歳からサックスを選ぶ理由

サックスという楽器は同時に一つの音しか出せないが、これは管楽器に共通したことだ。
サックスはピアノやギターのようにハーモニーを一本の楽器では演奏できない単音楽器ということになる。

音が出る原理はマウスピースに取り付けるリードという薄く削った竹のヘラ(昔は葦)を息を吹き込むことによって振動させる仕組みだ。
これは金属製のリードを持つハーモニカや足踏みオルガンと同じ原理だ。

トランペットなどの金管楽器は唇自体を振動させるため音を出す段階から難しいが、サックスの場合はリードがその役目を果たすことで金管楽器に比べれば簡単だ。
管楽器は単純な構造のものほど難しいといってもいいが、サックスは両手の指で操作するキーが多いことで音階の音を吹き分けることについても簡単な方だろう。

例えばトロンボーンのように、円錐形の管を伸ばしたり縮めたりするだけで音階を吹き分ける単純構造の楽器の方が初歩の段階では遥かに難しいと言える。

サックスを始める場合、一般的にはアルトサックス(E♭)かテナーサックス(B♭)のどちらかになる。
アルトサックスに比べテナーサックスは、楽器が大きいのでその分息の量も多く使うことになるのは間違いないだろう。

60歳から始めるのに楽器としてサックスがお勧めなのは、初歩の音階が吹けるようになるまでの時間が他の管楽器に比べ短いからだ。
金管楽器であれば2オクターブの音を出すだけでも長い時間を要するからだ。

サックス効果はフェイシャルフィットネスを上回る

吹奏楽器を練習する副次的効果がフェイスニング効果だ。
特に口周りの表情筋を半端なく鍛えることになる。
一般的に顔の筋肉を鍛えるスポーツは存在しないので、最近では口にくわえて両サイドに付けられた羽を揺らすことで表情筋を鍛えるフェイシャルフィットネス器具が話題を呼んでいる。

この器具で鍛えられる表情筋の全てはサックスの練習でも鍛えることができる。
更にこのフェイシャルフィットネス器具以上の副次的効果が、ヨガや太極拳に共通する腹式呼吸効果だ。
サックスのトレーニングでロングトーンなどをする時は当然腹式呼吸をしなければならないが、この呼吸法が自律神経にいい影響を与えたり、副交感神経の活動レベルを上げるなど大きな特典をもたらす。
しかも腹式呼吸はダイエットにまで効果があると言われている。

サックスはトレーニングをすることでこれだけの副次的効果が得られことで、60歳から健康維持のために始める楽器として最もお勧めできる楽器の一つなのだ。
60歳から始めるなら、まるでヨガを始める動機と同じようにサックスを始めてもいいだろう。

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