趣味はゴルフではなくゴルフの練習

還暦からのゴルフは健康のため

近頃、趣味はって聞かれるとゴルフの練習と答えるようにしている。
「えっゴルフじゃないの」って言われるが、ゴルフを趣味だと言えない理由がある。
私の中では趣味の定義が毎日そのことに触れる又は考えること、そして成果なのだが月に一回が限度のゴルフであるし、スコアも悪く人に自慢できるような成績でもない。
他にも趣味と言えるものがいくらかあるし、少ない収入をゴルフばかりに掛けることもできない。
しかし練習にはそれほどお金が掛からないのと、田舎なので家で練習ができることである。

母屋の隣の昔は木屋と呼ばれていた倉庫の一部屋に農業用の厚めのネットと人工芝を張り、いつでも練習ができる環境にしている。
成果につながっていないから定義からは少し外れるが、とにかく毎日そこで練習をしている。
仕事から帰って自宅練習場に直行することもあれば、夕食を終えて風呂に入る前の時もあるが、約一時間程度の練習を欠かす日はない。
三日坊主の私だがここ数ヶ月は続いている。
成果につながっていないと言ったがまったくつながっていない事もない。

週一回休日に行くゴルフ練習場では、アプローチと言われるショットが以前より少し上達しているのが自覚できるようになった。
と言っても練習場でうまく打てるだけで、本番のゴルフでは失敗の連続なのは、よほどゴルフや運動のセンスに欠けるのではないかと自信喪失してしまう。
ゴルフがうまい人からは、「練習と本番ではボールのある状況もメンタルにおける状況もまったく違うから、練習もいいが本番の回数をもっと増やしなさい」とご教授下さる。
お金が無いからと言い訳するのも虚しくなるので、心の中で「いやこれが私のゴルフスタイルなのだ」と言い聞かせている。
いつもお誘い頂くゴルフ仲間からもよくそれだけ練習できるものだと笑われている。
ほとんど練習しないその仲間たちにも負けることが多く、今に見ていろと開眼する日を夢見て続けるしかない。

若い頃ゴルフを始めたものの、その頃はゴルフコースを廻るのも結構な高額出費で年間4~5回行くのが関の山だった。
練習もしないから上達もせず、ゴルフなんておじさんの道楽に過ぎないと思い10年も続けずにやめてしまった。
それなのに50歳過ぎて再開したのにも理由がある。

ずっと田舎暮らしをしていると車ばかりに頼って歩くことが少ないせいか、40代後半から腰痛に悩まされるようになった。
とにかくどこに行くのも車で、歩くことをしない。
都会の人のほうがはるかに歩くことが多いであろう。
その頃は1時間立っていることすら無理な状態で、病院に行ったり整体に行ったりするものの「ヘルニアだからもっと腹筋や背筋を鍛えて上手に付き合いなさい」と言われることが多かった。

腰痛克服
その頃、今のゴルフ仲間から「最近はゴルフ場も安くなったから」と誘って頂いたが、なにぶん腰痛がひどく9ホールすら廻る自信がなかったのでそんな気にはなれなかった。
それと言うのも居酒屋とかで飲んでいるときにゴルフの話になることがあり、私もゴルフの経験があるからと同じように話の中に入っていたので、それならと余計にしつこく誘われたのである。
仕方なく途中棄権を条件に行くことにしたのだが、あまり迷惑をかける分けにもいかないので腰に負担が掛からない程度にゆっくり素振りを始めることにした。
再開初コースは何とか棄権せずに廻り、素振りはその後も続けたのだが、一か月程たった頃ふと腰が楽になっている事に気が付いた。

その腰痛克服が今も続けている一番の要因だ.

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