会議のあり方
前回思い付きで書いた一人会議を実践してみた。
おそらく今までに成功している人や、仕事でSWOT分析をしたりPDCAを回したりしている人には「そんなことは会議でも何でもない」と言われそうだが、退職後の独りぼっちで孤独な精神状態を前向きに保つためには何でもない考え事を一人会議と名付けてもバチは当たらないだろう。
会議と名付けた以上議題を決めて進めるのだが、人生を左右するような大きな題材を取り上げた訳ではなく、「今週の行動」といった至って単純な議題で実践してみたのだ。
自分にとって理想の会議を演出したいので雰囲気づくりから始めた。
一時間程度の会議を朝の時間に予定したのでコーヒーを入れ、BGMを決めた。
外は雨が降っているので落ち着いた曲がいいだろうと村治佳織さんのギター演奏(アランフェス協奏曲など)にした。
手帳に行動予定を記入する前にノートに書きだし無理がないかチェックしてみた。
過去の行動力や計画性などの自己能力を踏まえ、余裕のある時間配分にしてみた。
会議とした以上、無駄な時間を作りたくない焦りと、結局何もできずに終わる二面性を討論してみた。
いや実際には言葉に出した討論ではなくノートに二つの行動予定を書いて検討しただけなのだが、それを討論と称した。
誰もではあろうが自身の心の中には複数の人格や意思を持っていると思うが、雰囲気づくりの演出によっていい方の人格や意思を前に出してやれるのではと考えたのだ。
若かりし頃、大村典子さんと言うヴィヴァルディーの研究で有名なピアニストの講演を受講した時、大村典子さんの言葉を増幅して受講者の胸に共鳴(共感)を与えたのが大村典子さんが準備していた音楽(子どものピアノ演奏など)であったのを思い出した。
「今週の行動予定」と言っても多くの趣味の時間を割り振ったに過ぎない。
例えばゴルフの練習なら毎日30分(前にブログで書いたころは1時間していたが続かなかった)自宅の練習場でアプローチなどの練習をして、週に一度は車で一時間掛けて40キロ離れたゴルフ練習場に出向く。
私の利用している練習場は平日午前8時から11時までの三時間は60歳以上のシニア割引がドリンク付きで770円と格安だからだ。
その他の平日の午前はブログ業務(実際は業務ではなく唯の趣味)に取り組む。
平日の午後は作曲や編曲、それに動画撮影業務(これも趣味)を進める。
平日の夜は韓国語の勉強(いつも途中で挫折している)をする。
一人会議にせよここまでして決めた行動予定なら目標も決めて成果を求めなければならない。
ゴルフなら次のコンペティションで95などと具体的目標数値を記載し、その結果に結び付く練習の内容を記載してみる。
韓国語なら単語や文法の数ではなく実際新しく覚えようとしている単語や文法そのものを記載する。
いつも形から入って失敗すると自覚しているが、この一人会議が実を結ぶことはあるのだろうか。
サラリーマン時代には多くの会議に出席したが、会議になっていない会議も見てきたので例を挙げてみた。
出席したくないと思える会議
・意見を言えば上司からその何倍にもなって批判的意見が返ってくるので誰も意見を言わない会議
・数字の悪いマネージャーは針の筵に座らされていると思えるような雰囲気の悪い会議
・非常識なことを言えばバカにされる、常識的な意見しか言えないような会議
・上司が勝手に結論をまとめてしまう会議
・上司の威圧感が半端なく、息苦しい会議
・事前に会議の内容が知らされてなく、突然意見を要求される会議
こうあってほしいと思える会議
・階級を取り払った自由に意見が言えるルールのある会議
・非常識な意見からも可能性が見いだせる会議
・創造的で輝いた空気の会議
・笑い声も聞こえる明るい雰囲気の会議
・コーヒーなども提供されリラックス空間での雑談的会議
このブログを読んで、もし思い当たる節のある方は、一度会議のあり方を見直してみてはいかがだろう。