60歳投資とギャンブルを間違うと人生が狂いだす

今や誰でも簡単にスマホで取引できるFX

60歳投資?、60歳ギャンブル?

退職金などのまとまったお金が入ると投資などで増やせないかと考える人も多い。
今までに経験のある人は無理な投資はしないだろうが、初めて投資をする人ほどリスクの高い商品に手を出して失敗する人が多いようだ。
それはもはや投資ではなくギャンブルだと言える。
真面目に働いてきたサラリーマンほど定年退職後の人生を誤らないために、投資とギャンブルの違いをしっかり押さえておかなければならない。

1. 債券はリスクの低い投資
2. 投資信託はあなたに代わってプロが運用してくれる投資

3. FXは投資ではない、トレードだ
4. 絶対やってはいけないFXデモトレード
5. FXや株を始めるなら先ずはミニからが絶対お薦め
6. 株取引は投資とギャンブルの境い目
7. 不動産投資は投資というよりギャンブルだ
8. リターン収益が高いものほど詐欺リスクも高い

1. 債券はリスクの低い投資

債券とは最も安全性が高い金融商品だが、国や地方公共団体や企業が資金調達目的で発行される有価証券だ。
証券会社や銀行などで取り扱われている金融商品の一つで、一般的な預貯金よりも利息が高く時価でも売却することができる。
債券のリスクは発行元の破綻だけだ。
最も地味な運用で大きく資産が増えたということも期待はできない。

2. 投資信託はあなたに代わってプロが運用してくれる投資

投資信託は少額からでも購入できる比較的リスクの低い投資だ。
不特定多数の投資家から集めたお金を投資のプロが株式や債券などで運用し、そこで得られた収益を分配する仕組みになっている。
投資信託にも運用対象(株式や有価証券)などを分けた種類があり、それによってもリターンが違ってくる。
ただ、リスクが低いとはいえ、元本が保証されているわけではないので勘違いしないように購入を検討しなければならない。
プロが運用すると言って必ず儲かるという保証はどこにもないのだ。

3. FXは投資ではない、トレードだ

投資とは言えない最もハイリスクハイリターンで素人は手を出すなと言われるFXだが、危険性が高い分勝負も早くエキサイティングだ。
FXは為替変動による差益を目的とした金融商品で、主に証券会社などが取り扱っている。
レバレッジ取引を利用すれば少ない資金で大きな金額の取引ができるので、これは正にギャンブルだ。
大きな金額を高いレバレッジで始めると取り返しのつかない悲惨な結果に終わる可能性が高い最も危険なギャンブルだ。

4. 絶対やってはいけないFXデモトレード

FXトレードがどのような金融商品なのか経験できるように、多くの証券会社ではデモトレードと言ったシュミレーションゲームのようなお金の掛からない体験トレードが用意されている。
デモトレードではお金が掛かっていないので練習にもならないどころか、帰って安易にFXを始めて大損する切っ掛けづくりになってしまう可能性が高い。
FXは買うとき売る時のタイミングが勝ち負けに影響するが、お金の掛かっていないFXは損切り(損して決済する)することもなければ勝つタイミングを計ることもない。
要は心が動かないから勝ててしまうのだ。
デモトレードで大きく勝ってしまって「案外簡単なんだ」と思って実際大きな金額から勝負してしまうと後に引けなくなり、悲惨な結果に繋がる可能性が高い。
現にFXトレードをして半年で退職金を半分に減らしてしまった人もいるが、半分で済んでよかったと言ってあげたい。

5. FXや株を始めるなら先ずはミニからが絶対お薦め

FXを取り扱っているほとんどの証券会社ではFXミニと言ったような金融商品が用意されていて、通常の取引単位の1/10で取引できる。
これを利用すれば米ドルも1万円以内で十分取引が可能になる。
FXのようなハイリスクトレードの原則は、元本が全て消えてしまっても納得できる金額で行うことだ。
甲斐性の範囲を超えて勝負するのは、資産運用とは掛け離れたものでギャンブルそのものだ。
FXの場合、例え元本が1万円であれ勝てる能力があれば何十倍、何百倍にもできる可能性は秘めている。
例え1万円でもデモトレードとは違いお金が掛かっているというだけでチャートを見れば心も動くので自分のマネーゲーム能力を見定めることはできる。

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6. 株取引は投資とギャンブルの境い目

一般的に株売買は投資とギャンブルの境い目に位置しているといっていいだろう。
国債などの債券や投資信託、外貨預金などに比べリターンも高く、FXや不動産投資よりもリスクは低いからだ。
しかし株式投資もFXまでではないにしてもトレードをしてしまえばギャンブルだ。
あくまで株投資とは企業の将来性や価値を見極めてその企業に投資をすることなのだ。
企業の将来性や価値ではなくチャートの動きや政治などの外因で売り買いのタイミングを見極めるトレードはギャンブルでしかない。

FXと同じでもし株投資ではなく株トレードをするならミニ株がお薦めだ。
通常取引される数量の1/10とか1/100で取引することが可能で、少額から勝負ができる。
敢えて勝負と書いたのは株トレードが株本来の目的から外れたマネーゲームのことを指しているからだ。

7. 不動産投資は投資というよりギャンブルだ

土地活用でアパート経営をしたり、マンションやオフィスビルを取得して借入金と家賃収入のリターン収益が株投資などより大きいと言われることもある不動産投資だが、それだけにリスクも大きく安易に手を出す投資ではない。
不動産投資一番のリスクは投資金額が大きいことだ。
株取引やFXのようにミニが付く数万円で購入できる不動産は聞いたことがない。
マンションを建てたりマンションを購入しても数千万円を投資することになる。
最初から数千万円~数億円を投資するのだからそれだけでリスクは計り知れなく大きいと言える。
考え方はいろいろあるだろうが不動産購入は投資ではなくギャンブルだと考えても間違っていないのではないだろうか。

8. リターン収益が高いものほど詐欺リスクも高い

詐欺被害でよくあるのも投資手口だ。
収益性が高いものほど詐欺リスクを疑わなくてはならないのは言うまでもないが、投資を始める時に人の意見をうのみにしては後悔することになるので、自分で納得できるまで調べてほしい。
投資のプロが運用してくれる投資信託でさえ、元本が返ってこなければ納得できないのであればやるべきではない。

とりわけリターンが大きいと言われている海外株式ファンドや外貨預金などの海外物も、詐欺犯罪のネタとして使われることが多いので注意しなければならない。
パチンコや競馬、競艇や宝くじなどはギャンブルと言われているが、FXや株トレードも含め自身の心をコントロールできない人はやるべきではないだろう。

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