定年退職の準備
定年退職に向けて準備を始めたのは今年（2017）になってからだ。
実際は今年（2017）の3月末で定年になっているが、嘱託社員として一年継続雇用で出社している。
おそらく何も問題がなければこのまま5年間は契約更新して65歳までサラリーマンを続けることも可能だが、どっちみちその後は退職しなければならない。
自分の健康年齢が75歳と仮定しても10年は無職で生き甲斐を見つけながらの老後生活を送ることになるであろう。
そこで自分なりに定年後のライフスタイルについて考えてみた結果、人生最後の時間を自分のために使ってみようと思い始めた。
好きなことや、やりたいことだけに時間を費やすことが理想だ。
今までは家族の生活のためや子供の成長に伴う責任で、リスクの少ないサラリーマンを続けてきたのが現実だ。
私の場合リスクが少ないサラリーマンと言っても、リストラや倒産による転職を何度か経験しているので、今勤務している会社もまだ12年目にしかならない。
よって年収も低く退職金もたかがしれているので、老後の生活資金不足などの不安材料は山盛りと言っていいが、来年の3月には会社との契約更新をせずに退職をしようと決心している。
最初に定年退職に向けての準備を始めたと書いたが、まだ具体的に何をすると決めているわけではない。
まったくのんきな話ではあるが、手に技術があるわけでもなく行動力に優れているわけでもないので仕方ない。
ただ、居場所だけは確保した。母屋の隣にある古い納屋を改修して一日居ても飽きないような場所にした。
退職したら当然会社には行けないわけで、だからといって毎日母屋で朝から晩までテレビを見て過ごすこともできない。
写真がその部屋で、もともと音楽が好きなのでマイスタジオと言ったところだ。
私が住んでいるところは田舎で退職後は田畑に生き甲斐を見い出す人が大半だが、私にはそれが不得手なので出来ない。
シニアでブログを始めた動機
今回ブログを始めたのも退職後の楽しいライフスタイルを手に入れるため、自分を奮い立たせることに役立つのではないかとの思いが本音ではあるが、読んで頂ける方への参考や勇気に少しでも役立つものになればと考えたからだ。
人は全てに恵まれる事は稀だと考えると、私の場合は家族に恵まれ子供にも恵まれ仕事も転職はしたものの再就職できたのだから、仕事に縁が無いとも言えない。
借金もないからお金には恵まれているとは言えないものの不幸ではない。これからもお金には恵まれそうにないが、それよりもっと大切な何かを見つけたい。
今の仕事にやりがいもあり不満もないから来年3月の退職に心変わりしてしまいそうなところも隠せないがどうなることやら・・半年後には結論を迫られる。
今は会社に縛られない生活と給料が入らない生活を天秤に掛けているが正解があるわけではないので、退職後の楽しい人生を思い描き夢を大きく膨らませるようにしている。
誰にもこの日は訪れる
サラリーマンなら誰でも定年退職という日が訪れる。
私だけが特別でもなければ私だけの特権でもない。
ほんの数年早く退職しようと決断しただけなのだが、なぜかとんでもない決断を下したような錯覚にとらわれている。
おそらく何の保証もない日々へ突入していく不安が大きいせいなのだろう。
何度か転職をした経験があるので退職するのが初めてではないのに、今までのそれとは明らかに違う不安や違和感を感じている。