退職後の不安要素

全て澄みきったと言う訳にはいかない忍び寄る雲の影

定年退職後の不安(シニアブログ)

還暦を過ぎると若い頃と比べ何が違うと言うのだろう。
一番に感じることは健康への不安なのかもしれない。
身近な人で同年代の人の死や病の話を聞く事が、この年代から急に増えてくるから嫌でも考えざるを得ないようになる。
私も昨年健康診断で便潜血陽性による腸の再検査通知を頂いた。
体力や気力は衰えてきているものの今健康であればそうそう自覚できることではないように思う。

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そこで退職後の不安要素をまとめてみた。


不安要素

・健康で過ごせる期間を何歳までと見るか。
・退職後の居場所の確保できているか。
・退職後の生活に必要な収入を如何に確保するか。
・生き甲斐を見出せるか。
・毎日を有意義に過ごすための時間管理ができるか。
・人との関わりをどう考えればいいのか。

私自身の健康年齢は親からの遺伝的要素も踏まえ考えてみると、長くて後20年短くて10年と想像できる。
そう考えてみると健康に過ごすための努力を怠ると、後の人生が半分にもなりかねないと言うことになる。
普段できる注意点としては、健康に留意した食事と適度な運動くらいだろうか。
今は毎日入浴前に体重と体脂肪率を測定して、数字を増やさないよう食事と運動で調整しているが、はたしてこんな事だけでいいのかは疑問だ。
一年ほど前、健康のために毎日40分程度歩こうと決意し、雪の日も雨の日も早足で歩いたが、2ヶ月も続かなかった。
その敗因は何かと考えたが意思が弱いのは勿論、楽しくないのだ。
健康のためと言ったような清い目的だから、自分に負けてしまったのだろうか。
「目的は不純であればあるほど達成率は上がる」と言った人もいるが案外間違っていないのかも知れない。

仕事を辞めて家にいると家族の関係も悪化しかねない。
会社勤めをして生活費を稼いでいるうちはいいが、退職して一日中家にいられたのでは粗大ゴミよりたちが悪いと聞くことがある。
世の奥様方からすれば粗大ゴミは邪魔になるだけだが、働かない旦那は毎度の食事の支度や奥様方の外出にまで口を挟むので厄介なのだそうだ。
「亭主元気で留守がいい」の言葉通りだ。
そう言ったことから私は退職しても外に出ようと考えたのだ。
外に出ると言っても母屋から出るだけだが、隣の納屋を趣味の部屋に改修して居場所を作ったのはそんな理由からだ。
田舎だからできることだが、都会に住む人にとってはそれも難しいと思う。
退職してから考えるのは尚難しいので、50歳過ぎれば真剣に考えてみることをお勧めしたい。

退職後の生活に必要な収入や生き甲斐もその部屋で考えようと思っているが、果たしてどういった結果になるかは分からない。
知人の中には在職中に資格取得して次の人生に生かされている方も見受けるが、退職まで後一ヶ月となってはそれも適わない。

サラリーマンをしていれば仕事で多くの人と関わって生きているが、退職すればそのほとんどは薄れていき電話も掛かってこなくなると聞く。
わずらわしい事もなくなる代わりに人としての大切な財産もなくすと言う方もいる。
それも一理あるので、退職してからも新しい人間関係を築く努力も必要になると考えている。

書きながら考えてみたが多くの不安要素の中には解決できるものと、すぐには解決できないものがあるのに気付かされた。
今後の行動で一つずつ解決していくしかないようだ。

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