定年退職の迷い

定年退職に迷い、夢と不安が交錯するシニアのブログ

定年後においても目的や目標もなくダラダラと生きるより、何か生き甲斐になるようなものを見つけて、最後の人生を有意義なものにしたいと考えるのは当然だと思う。
しかしそれが何かと問われるとなかなか答えが見つからない。
私の場合は趣味や好きな事はいくらかあるが、果たしてそれだけでいいのかが疑問である。
大金を稼ごうとは思わないが、せめて小遣い程度は収入がないと趣味や好きな事に没頭することすらできないであろう。
年金は2年後からしか入らないし、生活が賄えるような金額には程遠い。

前回にも書いたがあと4年雇用延長を受け入れると今の生活はそのまま保障される。
その4年間と、中身は無いが大きく膨らんだ夢を天秤に掛けている。
だが夢をいくら大きく膨らませようが、中身が無いのだからどうしても4年雇用延長の方に傾く。
そこで今更ながら夢の方に中身を詰め込み重くする努力をしようと考えた。
私の場合、行動力はないが想像することだけは平均以上だと思っている。

小学生の頃、窓側の席に座っていて雲の様子ばかり眺めていろんなことを想像する毎日であった。
先生に何度も注意されたのは言うまでもないが、今もその様子だけは鮮明な記憶として蘇る。

余談になってしまったが、少しばかりのお金儲けを想像してみるがこれが難しい。
今は会社の看板があり会社の信用があり、実績があるからその中で生かされているだけだと思ってしまう。
さて自分で何らかの仕事を立ち上げようと思うと、何ができるのか悲観的な考えしか前に出てこない。
今のように会社や仕事に時間や心身を縛られるのであれば意味がない。
そこで希望的ではあるが条件を考えてみた。先ず好きであるか、または得意な事。
要はそのことに時間を費やしても苦にならない事と、第二に時間をコントロールできる事。
果たしてそんな都合のいい仕事が見つかるかどうかは疑問であるが、もう少し時間があるので考えていくことにする。

大きく膨らんだ夢に中身を詰め込む努力と、偉そうなことを書いたが早くもつまづき気味だ。
もともと優柔不断八方美人な性格は否めない。
そういえば八方美人という言葉が、日本語ではけなし言葉だがお隣韓国では誰にでも優しくできるという意味で、ほめ言葉だと聞いたことがある。
本当かどうかは定かでないが、そんなことすら楽観的人間に生まれ変わる要素にしたいのである。

長年営業職で仕事をしてきたから、研修などで多くのセミナーや講演を聞いた経験がある。
その全てが成功者の話しで大いに参考にはなったがその人たちとの違いは行動力や決断力など、もともと持っている素質ではないだろうかと思いたくなる。
このブログを通してごくごく平凡、いや平凡以下な私の心の変化や、過去の経験や未来はどうなるのかを時系列で追っていくことで、自分を見直すチャンスにしたい。