定年退職後に5つの大切にしたいこと

定年退職後の大切なもの順位

50代の頃の関心は子どもの学費や交際費で出費が多く、お金に関することが上位を占めていた。しかし60代になり定年退職すればお金に関心を示してばかりいると人生がつまらなくなってしまう。

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目次

1. 限られた健康な時間はシニアの宝物
2. 時間を有意義に使うための健康管理
3. 人生に悔いを残さないためのやりたいこと
4. 最後まで挫けないためのモチベーション管理
5. 人生を楽しむためのポジティブ感情コントロール

1. 限られた健康な時間はシニアの宝物

60歳になれば残された人生は後1/4と感じるが、本当は1/4も残されてはいない。
ましてや健康寿命は平均で男性72歳女性74歳(2016年)となっているので、60歳になれば、平均でもあと15年も残されていないことになる。

そう考えれば残されたたった15年程度の時間以上に大切にしなければならないものが他にあるだろうか。
今までに人より成功を収めどれ程の大金を持っていようがこの時間だけは買うこともできない。

最後の人生を悔いなく生きるためには残された時間が健康でなければならず、しかも少しでも多い方がいいに決まっている。
この単純な理屈すら忘れて時間を無駄にすることが多いのは、今が健康だから将来も永遠に健康だと錯覚しているからだ。

本来なら無駄にする時間は1分すらも残されていないと考えたいところだ。
なぜなら明日の命も保証されていないからだ。

2. 時間を有意義に使うための健康管理

60歳(現在62歳)過ぎて急に体調の変化を感じるのは私だけではないだろう。
おじいちゃんになるのは孫の存在だけではなさそうだ。
まだほんの最近まで朝起きて階段を降りるとき、トントントントンっと軽快な足運びで降りていたが、この頃は起きてすぐには軽快とは程遠い足運びになっている。

おそらく代謝量も低くなっているのだろうが、最近は運動しても汗が少ないように感じたり前立腺の異常で泌尿器科へも通うことになったことが老化を感じる最大の要因だ。

しかも昨年まで医療費をまったく使っていないと家族にも自慢していた矢先のことだ。
これまでは健康管理だの健康維持のためだのとさほど意識もせず暮らしてきたが、こうも身近に老化が迫ってくれば否が応でも何かせずにはいられない。

健康な時間こそ最後の人生の宝なのだから、その管理を怠ることは人生を捨てることになるような気がしてならない。
かと言って健康管理や健康維持で実際にやれることがどれだけあるのか、何が正解なのかも不透明だ。
・定期健診
・気になったら受診
・食事管理
・適度な運動
・適度な水分補給
・規則正しい生活
できることと言えばこのくらいのことだが、たかがこのくらいのことが今までぐうたらに生きて来た者にとっては継続するだけでも大変だ。

3. 人生に悔いを残さないためにやりたいこと

人生に悔いを残すとは大袈裟すぎだが、健康な心身と時間があるなら後は生き甲斐だ。
やりたいことを見つけてやりたいことに時間を使えるのがどれほど幸せか実感したい。
今まではやりたいことがあっても生活を優先するが故にできなかったこともあったのではないだろうか。

元々やりたいことを持っている人は幸せに尽きるだろうが、子育てや生活に追われて人生の大半を送ってきた人に、「さあ今からはあなたの人生なのでやりたいことをして生きて下さい」と言われてもやりたいことすら思いつかないのが普通の人だ。

俗人の生活が身について長い私たちが、今更何ができるのか何をしたいいのかさえも分からないというのが現実だ。
そしてできることもそんなに多くはないだろう。
建前を言えば少しでも人様のお役にたてることができれば幸せなのだろうが、そんな綺麗ごとではなくても本音でやりたいことを探すのがいいだろう。

でもやりたいことが見つからないなら、いろいろやりながら考えても遅くはないだろうと思っている。
時間は大切だが、かといって焦ることもあるまい。

4. 最後まで挫けないためのモチベーション管理

いくらやりたいこととはいえ継続できないのも俗人だと言われれば反論のしようもないが、サラリーマン時代に身に着けた三日坊主の悪癖を取り去ることはそうそう簡単ではない。

何事も諦めずに早くから結果を求めずじっくり打ち込むことができればこれ以上のことはないが、誰にも文句を言われることでもないからこそ、それが返ってやる気を挫くことになるだろう。
今はモチベーションを上げるための材料は簡単に手に入るが、逆にモチベーションを下げる記事や動画もゴロゴロと目に入る。

自己管理というのだろうが、やる気メンタルは常に意識していないと呆気なく崩れていくのは実に早い。
いくらやりたいことでもモチベーションを維持したまま集中できるのは一時間程度が関の山だ。
その度にモチベーションを上げる材料を探さなければならないかも知れない。

5. 人生を変えるポジティブ感情コントロール

どうも生まれつき持ったものなのか、もしくは三歳までに身についた魂なのかは分からないが、心配性のネガティブ思考はたまに楽しい人生の邪魔になることがある。
健康管理や車を運転する時に必要なのはネガティブ思考で悪くないと思うが、新しい事を始めたり旅行など人生をエンジョイするときはポジティブな考え方を意識することを心掛ける方がいいだろう。

最近になって強く思うのがこの感情のコントロールだ。
私の場合は基本がネガティブ思考なので、行動によってポジティブ思考を意識して取り入れる技を身に付けたい。

全てをポジティブ思考に変えた方が人生楽しくなるといった考えもあるようだが、ネガティブ思考が持つ慎重行動や心配性は事故や病のリスクを減らしてくれる。

このような感情をコントロールする方法は昔からあるようだが、正しい方法を知らないからなのかうまくいったためしがない。
外部からの情報に心を動かわれることも変えていかないと、老後に詐欺の被害リスクが高まるばかりだ。

定年退職してせっかく俗世界のしがらみから解放されたのだから、この機会に挑戦欲で動くための感情コントルール術を身に付けたい。

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