スマホやパソコンへの好奇心が人生を豊かにする

パソコンに救われた転職

初めてパソコンを購入したのは1995年だったが、目的は年賀状作成と案内文作成だったように記憶している。
その10年ほど前から友人にパソコンの購入を勧められていたが、いくら考えても目的すら思いつかなかったし、普及もしてないから好奇心もわかなかった。
友人に目的を聞くとパソコンでメールがしたいと言うが、私には理解できなかった。しかしウィンドウズ95の発売で好奇心を刺激されたのだ。

最初のパソコンを買ってから10年後に今の会社に再就職した面接でパソコンはできるかと質問されたのだが、たかだか10年で既に世の中がパソコンに依存する時代へと変わっていたのだ。
あの時「パソコンはできません」と答えていたら雇ってもらえただろうかと思うことがある。パソコンに救われたのかもしれない。

今はと言うと会社でも家でもどっぷりとパソコンに依存して生活しているが、パソコンに向かって仕事をするのが当たり前の時代だ。
仕事でパソコンを使って家に帰ってまでパソコンを使おうとは思わないと言う人がよくいるが、目的が違うから苦にならない。

60代以上でパソコンが使える方と使えない方は極端に二分されると思うが、パソコンが使えないからといって不自由なことは一切ないとは思う。
60歳過ぎてからパソコンを覚えようと思われる方の目的を聞くと、地区の役員になったので、関連する書類作成を今時手書きではできないからと言う理由が多い。
最近パソコンは使えないがスマホやタブレットは使っている、というシニア層も増えてきているが、そういった方も使う目的はユーチューブやライン、カメラなど限られたものだ。

新し物好きが高じた生活メリット

私は新しい商品が発売されるとすぐにほしくなる。そこには人に遅れをとりたくないとか時代について行きたいといった、たちの悪い自尊心が災いしている。
習うより慣れろで誰に教えを請うこともないが、今まで何とかなっている。
しかしそのおかげでこの年代の平均以上にスマホやパソコンを使いこなしていると自負している。
スマホではラインやフェイスブックなどのSNSはもとよりエバーノートやドロップボックスなどの記憶媒体として使ったり、語学の勉強アプリや携帯ステレオとしても十分な機能を果たしてくれている。
若い世代にとっては当たり前のことなのだが、我々シニア層にとっては敷居が高いといっていい。

私の場合は、特に趣味でのパソコン活用はなくてはならない物になっている。
音楽制作、録音、写真、動画、旅行情報、ゴルフ理論など、時にはCADを使って音楽用の五線紙を作ったりすることもある。
どんな趣味であってもスマホやパソコンをうまく活用すれば、今より更に奥深く入っていけることを伝えたい。

高齢になっても好奇心を持ち生活や趣味に刺激を与え続けることが、人生を豊かにするのに繋がるのではないだろうか。
パソコンやスマホがその原動力になればと思う。

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