ウィンドウズに標準搭載されているフォトで写真編集(トリミングと傾き調整)

編集前の写真

Windows標準搭載のフォトでトリミング(16:9)と傾き修正(3度)光と色補正後の写真

Windows 8.1と10、それぞれ使い方などに違いはあるが写真編集の中でもよく使うトリミングと傾きを変える編集を紹介しよう。

トリミング
写真のトリミングとは画像の不要な部分を切り取ることだが、今では縦横比(アスペクト比)を調整するために使われている。
最近のデジカメで写真を撮ると縦横比は3:2や4:3であったり、スマートフォンでも機種によって撮影できる縦横比が違ってくる。

撮影する時も縦横比はいろいろだが、その写真を使うときにも目的によって縦横比が変わってくるので注意が必要だ。
例えばインスタなどに投稿する写真は縦横比が1:1(正方形)の写真が多いし、L版でプリントするのであれば約1.4:1になる。
つまり多くのスマホで撮影される16:9の縦横比のままL版でプリントすれば、横の方が大きく切れてしまう事になるのだ。

YouTubeで投稿する動画も16:9で作られるため、それらで使用する写真は16:9に編集することになる。

パソコンのフォト(標準インストールソフト)でトリミングをする場合は、ウィンドウズ8.1の場合は4:3や正方形とは表示されるが16:9は見当たらないが、ワイドスクリーンと書いてある縦横比が16:9に当たることを知っておくと役に立つ。
多くのスマホが16:9なのでスマホで見られることを意識するなら16:9ということになるのだ。

Windows10のフォトで10:15(2:3)を16:9にトリミング(上下またはそのどちらかが切り取られる)

トリミングまとめ

・撮影時の縦横比
デジカメで多いのは4:3か3:2
スマホで多いのは16:9

・使用する時の縦横比
多くのスマホで見る場合は16:9
YouTubeも16:9
インスタで多いのは1:1(正方形)
L版でプリントする場合は1.4:1(3:2で撮影しておけば少し切れるだけになる)

傾きの調整
旅行などに行って多くの写真を撮影し、帰ってからプリントしようとすると被写体が傾いていて残念な思いをすることがある。
そんな時もフォトを使って傾きを修正することができるので便利だ。

プロのカメラマンでもない限り、写真撮影時に光がどうのだとか構図はどうすると考えて撮ることは少ないだろう。
多少傾いていようが後で修正できるので、とにかく枚数を多く撮影するよう心掛けることをお勧めしたい。

しかしパソコンで傾きまで調整出来ることを知っていない人が多いのも事実だ。
ウィンドウズ8.1も10も標準で入っているフォトというソフトを使って傾きを調整する。
傾きを調整すれば切り取られる部分が出てくるので、写真が小さくなることを覚えておこう。

Windows8.1のフォトで傾き調整(3度右を上げた場合)

撮影時に注意したいこと
トリミングも傾き調整も撮影した写真が小さくなることに間違いはない。
そのために撮りたい物をギリギリ写真に納まるように撮影した場合、トリミングや傾き調整で撮りたい物自体が切り取られてしまう事にも成りかねない。

特に傾き調整は横も縦も切り取られるので注意が必要だ。
そこで写真を撮影する時に、画角を少し広めに撮る癖をつけておけば間違いがない。
多少写真が切り取られても撮りたかった物が切り取られることがなくなるからだ。