バーチャル旅行でリアル旅行が10倍楽しめる

退職してやりたいことと言えば旅行だ。特に一週間程度の海外旅行に行きたい。
サラリーマンをしていてはなかなか一週間も休みが取れない。
ゴールデンウィークなどの大型連休は旅行代金が高く付く上に人で溢れるから敬遠していた。
退職してからなら時間を気にしなくていいから、長期旅行の予定も立てやすい。

そこで来年はアンコールワットに一週間くらい行こうと計画中だ。
なぜアンコールワットなのかというと、自分なりに決めている旅行目的地を決める条件にカンボジアが当てはまっているからだ。
第一条件は物価の安い国、第二に文化に興味の持てる国、そして観光したい場所がある国だ。
一週間も滞在するのだからホテル代金も安く押えたい。
予定は来年だが早くも準備をしている。

バーチャル旅行

何をしているかというと、アンコールワットのある都市、シェムリアップにバーチャル旅行を何度も繰り返している。
先ず飛行機に乗るところから始まって、トランジット時間の過ごし方を想像する。
航空会社によってトランジットの場所が変わるから、一回の飛行時間は自分にとって辛くないかとか、待ち時間は長すぎないかなどを考える。
現地空港に着いてからはホテルまでの移動や、レストランでの注文のやり取りなどを想像してみる。
そうして気になる事柄を抽出し、調べ上げる。
航空会社はどこがいいか、ホテルの立地や気候などである。

さらには言葉も少しずつ覚えようと奮闘中だ。
クメール語のアプリで暇な時間に勉強している。
主には挨拶から買い物時の交渉に使う言葉や数字などだ。
その土地の文化に触れようと思うとやはり言葉は有効だ。
ほんの少し現地の言葉を話すだけで相手も友好的になる。

今はグーグルマップやストリートビューがあるからバーチャル旅行と言えども土地勘まで身につく。
ホテルから市場やレストラン、ナイトスポットまで完全に把握できる。
おそらくツアーで23回行った人より詳しくなるであろう。
なぜそんな苦労してまでと思われるだろうが、それが楽しいのだ。
友人からも誘ってほしいと言われているので34人で行くことになると思うが、私が全て段取りをすることになる。
しかし全く苦にならないし、感謝されるのが嬉しい。

これはたとえ私がお金持ちであったとしても高額なツアーなどに申し込むことはない。
一週間の旅行中だけでなく、ほぼ一年間この旅行で楽しめるのだから譲れない。
アンコールワットなど含め、他の遺跡の歴史まで覚えて友人のガイドができれば完璧だと思っている。
旅行の一番の目的はその土地の文化に触れることだ。観光だけならそこまでしなくていいが、楽しさが半減してしまう。

多くの人が書いている旅行ブログを拝見するが、私が好んで読ませていただくのは失敗談の多い人のブログだ
こんな言い方をしたら申し訳ないが、人の失敗は面白いし勉強になる。
実際自分も多く失敗しているが、それが後になれば貴重な思い出となるのである。
おそらく添乗員の同行するツアーなどではありえない失敗なのだ。
以前にもそんな旅行を家族を連れてしたことがあるが、忘れることのできない貴重な思い出となっているので、いつかこのブログで紹介しようと思う。