海外旅行で役立つスマホアプリ!

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シニアにお勧めの海外旅行に役立つアプリ

海外で使うラインのメリットやオフラインで使う地図アプリ、翻訳アプリなど意外に知らないことも多い。
これらのアプリをうまく使えるだけで、海外旅行が格段に楽しくなったり不安解消にも繋がる。

1. 海外旅行で電話したい時ラインは最強
2. 地図アプリは海外旅行で必須(グーグルマップかMAPS.SE)
3. 海外旅行で使える翻訳アプリの一番人気はグーグル翻訳

4. タクシーのぼったくり予防に海外配車アプリ
5. 韓国に行くならカカオマップ(카카오맵)は外せない
6. 海外旅行で役立つ通貨換算アプリ「通貨換算プラス」
7. 海外旅行で役立つアプリまとめ

1. 海外旅行で電話したい時ラインは最強

日本ではいつもラインを使っているのに、海外では使ったことがないという人も意外に多い。

普段ラインでトークはしていても電話は使ったことがないので海外でも使わないといった理由のようだが、海外旅行でラインを使うメリットはドコモやauなどと違いとにかく電話を簡単に掛けることができることだ。
これを知らない人は結構多いようだが、特にシニア世代の人にはありがたいメリットだ。

海外旅行で電話を使う状況は多くある。
例えば同じ海外ツアーで友人と部屋が違う時、朝食を一緒にしようとした場合は部屋まで行ってノックしなければならないが電話連絡ができれば用は足りる。
一緒に行った海外旅行ではぐれてしまった場合や、別行動して落ち合う場合などでも電話連絡は欠かせない。

ドコモやauなど普通の電話回線なら(+-国番号-先頭の0を抜いた電話番号)で発信しなければならないが、日本で使っているように登録した電話帳から相手を探してそのまま掛けることができない。
多くの数字を間違わないように押して電話することは、高齢者になると特に難しくなる。

ライン電話であればレンタルWi-FiやホテルのフリーWi-Fiでインターネットにつながっていれば、どこの国にいようが簡単に電話を掛けることができる。
しかもドコモやauのように高額な電話料金は発生しないのも大きなメリットだ。
勿論海外旅行先から日本にいる人へ電話連絡する時も、ラインなら日本にいる時と同じ簡単な操作で電話を掛けることができる。
逆に日本の家族が海外へ行っている家族に電話連絡するのも同じことだ。

ラインのメリットは電話の掛けやすさだけではない。
海外旅行先の広い観光地で友達を探す時なども、位置情報を使えば簡単に落ち合うことができる。
高齢者が海外旅行先でツアーの団体からはぐれて探すのに大変だったという話しも少なくないが、ラインが繋がっていれば簡単に探すことができただろう。

ラインは日本や韓国で使っている人は多いが、その他の国でも日本人と係ることの多いタクシー運転手やガイドなどはラインを使っている人も多い。
勿論電話だけではなくラインのトークで連絡したり、ビデオ通信(テレに電話)を使うことも海外だからという制限はない。

ラインアプリは日本で使う以上に海外で使う価値が高いのはご理解頂けたと思うが、特に高年齢者の場合はトークより電話の掛けやすさに価値が高いということを覚えておいてほしい。
ライン電話はネット環境による不具合で起きる通話が途切れたりタイムラグが生じることを差し引いても充分過ぎるほどの価値があるだろう。

2. 地図アプリは海外旅行で必須(グーグルマップかMAPS.SE)

グーグルマップを使う場合は海外旅行に行く前に、Googleアカウントを取得するところからグーグルマップを使う準備をしなければならない。

グーグルマップが使えると現在地が分かるだけではなく、向かっている方向や目的地までの距離も把握することができるため、高年齢者にとっては迷子になる不安を解消できるだけでも大きなメリットだろう。
海外旅行に限らず「いつどこへ行った」という軌跡までも辿ることができるようになっているので、帰ってから写真整理をする時などにも応用できる。

手元に地図があり自分の居場所が分かり、行きたい店の情報まで分かれば言うことはない。
グーグルマップで自分専用の地図を作り旅行で利用することができる。
自分専用の地図とは前もって調べたホテルの近くの有名レストランだとか、行ってみたい店の情報を書き込んだマイマップという地図のことだが、自分の価値観で作った地図は他のどの地図より利用価値が上がる。

飛行機とホテルだけ決められていて観光などは自分たちで行動する海外フリーツアーなどでは、このグーグルマップが必須のアプリだろう。
シニアの年代で使っている人は少ないが、ラインと同じように高年齢者ほど利用価値の高いアプリだ。
その理由は旅行先では時間効率を上げるために使え、そのために多くの時間を準備に充てることができるからだ。

意外と知られていない使い方がグーグルマップのオフライン利用だ。
GPSを利用しているグーグルマップなどの地図アプリは、インタインターネットに繋がっていることが条件なように錯覚している人は多い。

だが実はGPSを利用するのにインターネット環境は必要ないのだ。
インターネットに繋がっていなくてもGPSを利用することができることを知っている人は少ないようだ。

そこで海外旅行前に渡航先の地図をダウンロードしておけば、Wi-Fiが無くても海外でグーグルマップを使うことができる。
高年齢者はスマホを持っていても、Wi-Fiルーターをレンタルして海外旅行に出かける人は少ない。

そのためスマホはカメラ機能だけ使うという人がほとんどだ。
Wi-Fiルーターを持っていなくてもグーグルマップが使えるとなれば、もし迷子になった時の安心感にも繋がるだろう。

但しグーグルマップをオフライン利用できない国があるので覚えておこう。
日本、中国、韓国などは使えない。

グーグルマップをオフラインで使えない国へ行く場合はMAPS.SEというアプリがお勧めだ。
私個人的には地図の精度や使いやすさからグーグルマップがお勧めだが、グーグルマップをオフラインで使えない国でもMAPS.SEならほとんどの国で使えるようだ。

MAPS.SEは日本でもオフラインで使えるので使い慣れておくといいだろう。
MAPS.SEは中国、韓国、台湾、香港でもオフラインで使える。
そしてMAPS.SEはグーグルマップのようにアカウントを取得する必要がないのも煩わしくない。

※グーグルマップをオフラインで使う方法

グーグルマップをダウンロードして海外で使う 海外旅行で最も便利なアプリはグーグル翻訳とグーグルマップだと言えるが、それもモバイルネット...

3. 海外旅行で使える翻訳アプリの一番人気はグーグル翻訳

海外旅行で役に立つアプリと言えば翻訳アプリだ。
翻訳アプリもドコモの「はなして翻訳」など多くの翻訳アプリがあるが、対応言語の数や機能など総合して判断するとグーグル翻訳が一番だろう。

翻訳アプリも地図アプリ同様インターネットに繋がってなくてもオフラインで使えると便利だ。
例えば機内モード中の飛行機内であったり、乗り継ぎ空港でWi-Fiが使えない時などはオフラインで使えると助かることがある。

グーグル翻訳は事前にインターネットが繋がるところで、対象国の言語をダウンロードしておけばオフラインで使うことができる。
そして日本語と英語は準備をしなくても最初からオフラインで使用できるようになっている。

海外旅行先でグーグル翻訳が必要なシチュエーションは、レストランでメニューを見る時や買い物などで相手とコミュニケーションを取りたい時などだ。
グーグル翻訳を立ち上げスマホのカメラをかざすだけで翻訳してくれるので、メニューのような文字を翻訳する時に便利だ。

買い物で使う言葉は事前に予測することができるので、旅行に出かける前に翻訳して履歴を残しておくと便利だ。
「他の色はありませんか」「もう少し安くして下さい」「値段を教えて下さい」「必要ありません」「同じものをもう一つ下さい」など使えそうなフレーズを前もって翻訳しておけば簡単に呼び出すことができる。

シニアが海外旅行で国内旅行ほど楽しめない最も大きな要因が言葉の壁だ。
文化の違う国の人達とコミュニケーションが取れるだけで、旅行が何倍も楽しくなることを翻訳アプリで体験できる。

※グーグル翻訳をオフラインで使う方法

60歳から役立つグーグル翻訳 60歳過ぎてからスマホで使えるアプリの中でも最もお勧めなのがグーグル翻訳だ。 文字通り100カ国以上の...

4. タクシーのぼったくり予防に海外配車アプリ

日本でも最近 JapanTaxi やMOV、S.RIDEなどの配車アプリがタクシー市場で広がりを見せている。
海外では早くから配車アプリを利用する人が多くいるが、日本人の利用者はまだ少ないようだ。
特に東南アジアではタクシーによるぼったくり被害も多く、フリーツアーの日本人が被害に合うことも多いが、配車アプリを使って行き先指定すると料金も表示されるのでぼったくり被害を防ぐことができる。

私もカンボジアで実際にPassAppという配車アプリを使ってみたが、空港からホテルまでをホテル送迎オプションの1/3程度の金額で行く事ができた。

更には車の少ないカンボジアの街外れでタクシーが捉まらずこの配車アプリを使ったが、迎えに来てくれるタクシーが近付いてくる様子もスマホで確認することができるので非常に安心することができた。
街灯もない真っ暗な夜道だったこともあり、この時ばかりはこのアプリ様に助けられたと感謝したほどだ。

この配車アプリはGPS機能を利用していて自分の居場所とタクシーの居場所が分かる仕組みになっているが、オフラインでは使えないようなのでWi-Fiルーターをレンタルしておくといいだろう。
目的地も地図上でタップして入力することができ、フリーツアーや個人旅行では強い味方になってくれることは間違いない。

因みに東南アジアなら普通のタクシーだけではなくバイクタクシーやトゥクトゥクなども選べるので、一人の時は料金を抑えることにも繋がるだろう。

5. 韓国に行くならカカオマップ(카카오맵)は外せない

何度か韓国に行っている人なら、タクシーより電車の方が使い勝手がいいと感じたこともあるのではないだろうか。
例えば夕方ミョンドン付近からカンナム方面に向かう時など、タクシーでは渋滞で時間が掛かるので電車を使った方が早く着くと感じたり、タクシーでも1時間以上掛かるような目的地へ移動する場合も電車やバスの方が安くて安心だ。

そんな時はカカオマップという韓国限定の地図アプリが役に立つ。
バスの停留所も詳しく記載されていて路線やバスの番号なども分かりグーグルマップの比ではない。

ただ日本語では表示されないのでグーグル翻訳アプリと併用するのがお勧めだ。
私はスマホに韓国語キーボードを入れて使ったが、グーグル翻訳でコピー貼りつけして使うのも悪くはないだろう。

とにかく韓国でバスを使う時には外せないアプリであることは間違いない。
このカカオマップはオフラインで使うことができないだろうが、韓国では地下鉄内でもフリーWi-Fiが使えるのでありがたい。

韓国に行くならカカオマップと、オフラインで使えるMAPS.SEの二つの地図アプリがあれば最強だろう。

6. 海外旅行で役立つ通貨換算アプリ「通貨換算プラス」

どんなスマホにも電卓アプリは入っているが、海外旅行に行くなら通貨換算してくれるアプリが便利だ。
通貨換算アプリでお勧めなのはiPhoneでもアンドロイドでもインストールできる「通貨換算プラス」だ。

勿論無料アプリだが、世界中のあらゆる通貨が換算でき、リアルタイムの為替レートで表示してくれる。
計算機としても使用でき、リアルタイム為替レートでなくてもよければオフラインで使うこともできるようだ。

7. 海外旅行で役立つアプリまとめ

・ラインを積極的に使う
・グーグルマップ(Wi-Fiで使う地図アプリなら)
・MAPS.SE(世界中オフラインで使う地図アプリなら)
・グーグル翻訳(オフラインでも使える)
・タクシー配車アプリ(ぼったくりの防犯に効果)
・カカオマップ(韓国でバスを利用するなら欠かせない)
・通貨換算プラス(通貨換算アプリ)

フリーツアーなどの海外旅行で便利なアプリを使うひとつの基準が、インターネットに接続しなくても使えるオフライン使用だ。
海外旅行にWi-Fiをレンタルして持って行く人であっても、突然繋がらなくなったといったトラブルも少なくない。
オフラインで使える安心感は海外では尚更だ。

若い人には常識でもシニアになると「スマホは難しい」という先入観が好奇心を抑え込み、旅行の楽しみを削っていると感じる。
高年齢者だからこそアプリをうまく使って楽しい海外旅行にしてほしい。