今日、次の旅にでるためのチケットを予約してしまった。
今回は旅行ではなく正しく旅という言葉の方がふさわしい。
なぜなら一人で行くからなのだが、あまり多くは考えずに関空からインチョン行きの往復チケットを、パソコンでクリックしてしまったのだ。
何事も経験してみなければ分からない事だが、たかが航空券の予約でもつまずきながら約半日を要した。
予約するまでに考えていたテーマは、「新しい挑戦と多くの想像」なのだが大して目新しい発想もなく、出来る限りの最安値に挑戦してみることにした。
ネット上で検索して最安値だったのがチェジュ航空会員直接ネット予約で大阪からソウル往復が６,０００円だった。
燃油サーチャージ料と空港利用料が ７,８４０円だったので合計で１３,８４０円となったのだが、会員登録に始まって必要情報入力や支払い確認までは何の問題もなく行えた。
しかし最後に予約確定をクリックするだけになって問題がおきたのだ。
予約確定をクリックしたがクルクル回るビジーカーソルのまま何の変化も起こらない状態で３０分が過ぎた。
痺れを切らして最初からやり直して見るが、また最後の同じ所で止まってしまう。
同じことを３回繰り返して不安がよぎった。
予約確定をこんなに何度もクリックして大丈夫なのだろうか。
クリックしたのは間違いない事実なので３回分の金額がカード口座から引き落とされないだろうか。
元々は片道２７,７５０円の通常運賃が３,０００円で売られているのだから条件も厳しいものがついている。
安い分、最高に閉ざされたチケットと言っていい。
この便を変更するときは変更手数料を追加料金に加え４,０００円支払わなくてはならないし、もし解約でもしようものなら６,０００円の解約手数料を請求されることになるのだ。
それだけではない。
機内に預け入れる受託手荷物には別途料金が掛かるし、緊急避難口に隣接する足元の広い席を指定するのにも別途料金が必要なのでそれらの全てを諦めていた。
おそらく予約できずに同じような問題に悩まれた方もいるだろうと調べて見ると、結構多くの記事を検索することができた。
中にはネットで出来ないので予約センターに直接電話をされたにもかかわらず、問題がうまく解決できずにトラブったと言われている方もおられたが、多くの文章を読んでいるうちに予約しているパソコンの設定に問題があると回答されている方の文章が目に留まった。
Google Chromeと言うブラウザーの詳細設定でコンテンツの設定というのがあって、ポップアップがブロックになっていたら許可にしてやらないと、特に海外のサイトでの契約行為などはブロックされてしまうとのことだった。
問題は簡単に解消されたが、そこに行きつくまでに多くの時間を要し、不安などで神経を使うことになった。
パソコンやインターネットが普及してライフスタイルも便利な方向へと大きく変わってきているが、ほんの少しつまずけば一歩も前に進むことすらできないのだ。
それどころか時には大きなトラブルに発展することも考えられるから、そんな時こそ落ち着いて慎重に解決策や行動を見極めることが重要だと学習することに繋がった。
まだ航空券を予約しただけで宿泊も決めてはいないし、どこで何をするかも決めてはいない。
決めているのは「新しい挑戦と多くの想像」というテーマだけだ。
いつものこととはいえ耳障りのいい言葉を並べただけのとっても抽象的な表現に過ぎない。
予約をしたのは一ヶ月ほど先なので今から行動を考えようと思っているが、言いかえれば今は中身のないテーマしか持っていないのだ。
行き当たりばったりの思い付き行動がいい結果を生むとは決して思っていないので、これからこの物語のシナリオを書いていく。