退職後に廻ったアンコールワット!

アンコール遺跡の一つタ・ソム 絞め殺しの木によって浸食されている

一度は行って見たかったアンコールワット!

昨年12月に行ったアンコールワットの写真などの記録を見ていて反省することが多い事に気付き、その反省を次に生かそうと整理に手間取っている。
世界的な観光地なので多くの人が訪れているだろうが、人によってその記憶に残る印象は随分と差があるように感じる。
私も若い頃なら行ったという事実を残しただけで、この地の印象は薄れていき知識としてもさほど人に説明できるところまではいかなかっただろう。


今回の旅はあらかじめブログなどのネタにしようと考えていたこともあって、写真や動画を結構な時間撮影した。
目標にしていた写真1000枚、動画100本には及ばなかったものの、その70%近い記録を持って帰ることができた。

カンボジアから帰って写真や動画を整理するために、アンコール遺跡群などの辿った道順や記録を何度も見直したが、どうしても合わない時間や地点があったり、予備知識が間違っていたことなども含め、再確認しながら認識を新たにしていった。
更には使えない写真や動画も多くあり、撮り方や管理の仕方など、多くの反省点も見つけることができた。

例えば日本とカンボジアの時差が2時間なのは分かっていたので、愛用しているスマートウォッチではなくアナログの時計を持って行ったが、今時のスマホは自動でその地域の時間に合わせてくれることが分かった。
後で気が付いたがスマートウォッチはスマホの時間に連動しているので何もしなくても現地時間になっていたに違いない。
そのお蔭でスマホで撮った写真などのデータは自動的に現地時間になっていたが、調整したはずのカメラとビデオの時間がなぜか現地時間になっていなかったから、整理するのに戸惑うことになった。

これだけではなく、「たびなんにゃ」ブログで投稿するため遺跡の歴史的背景や宗教、建築様式なども含め復習をしたことによってその知識は向上し、アンコールワットに対する興味も更に高まったと言える。
どうも私の貧乏癖はお金や物だけでなく行動にも表れているのか、せっかく行ったのだから、少しでも多くを観て多くの知識を持って帰ろうとしたことで逆に落ち着いた行動に欠けることになった。
60歳過ぎていることで、もう一度行くことができるか自信もないが、次に行くときは今回以上に効率よく落ち着いて廻ることができるだろう。

60歳までの旅行と今回の旅行の違いをまとめると

・長い日程で旅ができた
60歳までなら仕事を休む罪悪感から二泊三日程度が関の山だったが、日程を気にせずに旅をすることができた。
・できる限りお金を節約した
今まで以上にお金を節約した旅行で得た知識や緊張感、初体験はお金を使っていれば無かったことで、節約が旅の価値を高めたと言える。
・予習した
今までは行き当たりばったりだったのをトランジットやビザ申請、観光地の立地や歴史などの予備知識を取得し、記録を持って行ったお蔭で効率良く旅ができた。
・カメラやビデオを持って行った。
今までなら荷物は最低限としていたので、カメラはスマホだけで対応していたが、ミラーレス一眼やコンパクトなアクションカムをトラベル用三脚と共に持参したので、タイムラプスなど記録の幅が広がった。
・復習した
ブログや動画で投稿するため編集しながら復習したので、更に知識や興味が高まった。
・反省した
写真や動画を編集しながら反省したので、次の旅行では更に効率よくいい記録を残すことに繋がるだろう。
・計画から反省まで4ヶ月
60歳までのようにツアーなど人任せの旅行だったなら、実質行った一週間足らずの経験による知識だけだっただろう。しかし今回は計画から反省までを含めると4ヶ月近くアンコールワットの事を考えていたことになるが、その時間を旅行として楽しんだことになる。
・体力づくりの付加価値を得た
毎日のウォーキングに旅行のための体力づくりという目的ができ、続けることができた。
60歳までなら旅行のためにウォーキングはしていないだろう。

定年後の旅行と言うことで、仕事の合間ではなく優先して旅行の内容を考えることができたので、旅行の知識や経験で得た価値は60歳までに行った旅行と比較して10倍どころではないと実感している。