海外旅行でグーグルマップをオフライン利用!

グーグルマップをダウンロードして海外で使う

海外旅行で最も便利なアプリはグーグル翻訳とグーグルマップだと言えるが、それもモバイルネットワーク(通信会社を介してインターネットに接続する)を利用しなくても使えるところが優れている。

グーグル翻訳でもモバイルネットワークに接続せずに使うオフライン利用を説明したが、今回はグーグルマップのオフライン利用を説明しよう。

目次

1. グーグルマップアプリをインストールする

2. グーグルマップをオフラインで利用するメリット

3. グーグルマップをオフラインで使える国

4. グーグルマップをオフラインで利用するための準備

5. グーグルオフラインマップのダウンロードの仕方

6. グーグルマップを現地で使う

1. グーグルマップアプリをインストールする

アンドロイドならPlayストア、iPhoneならApp Storeからグーグルマップアプリをインストールする。
グーグルアカウントを持っていない人は先に登録を済ます。
グーグルアカウントとはグーグルサービスを利用するのに必要なユーザー登録情報だ。
グーグルアカウント作成とネット検索すれば「Googleアカウントを作成する」と出てくるので、必要な情報を入力するとGoogleアカウントを取得することができる。
GoogleアカウントIDとはGメールアドレスなので、Gメールを使っている人なら既に持っていることになる。

スマホのグーグルマップアプリを立ち上げてメニューバーからサインインしてログインすればオフラインでも利用できるようになる。

2. グーグルマップをオフラインで利用するメリット

海外旅行に出かける時はWi-Fiをレンタルしたり、ホテルなど無料で使えるWi-Fiスポットを探してネットに接続している人も多いだろう。
海外旅行でWi-Fiを利用するのはFacebookなどSNSを使うこともあるが、最大の目的がグーグルマップを使うためと言っても過言ではないだろう。

だがナビや地図を利用したい時にWi-Fiスポットがなかったり、レンタルのWi-Fiルーターが電池切れなど予期せぬこともあるだろう。
オフライン利用はそんなWi-Fiやモバイルネットワークを気にすることなく利用できるのが最大の利点だ。

地図アプリを使いたい時は概ね移動中なので特にオフラインで使えることが効果を発揮する。

「Wi-Fiやモバイルネットワークを切断したらGPSが使えなくなるのでは」とよく質問されるが、モバイルネットワークとGPSは別物なので問題はない。

3. グーグルマップをオフラインで使える国は?

これが一番気になる点だ。
グーグルマップをオフラインで利用できる国と利用できない国がある。
アジア、ヨーロッパ、アメリカ大陸、オーストラリアなどほとんどの国でグーグルマップをオフラインで利用できるが、少しだけ未だに利用できない国がある。

北朝鮮、中国は利用できない。
この二国は明らかに利用できなさそうな国なので違和感はないが、問題は韓国、更に日本も利用できない。
日本国内でこのグーグルマップをオフラインで利用できれば高額なデータ通信料削減に貢献してくれそうだが、今現在(2019年7月23日)は利用不可だ。

なぜ日本国内で利用できないのかは知らないが、地図をダウンロードすることができないので、利用不可となっている。
まさかギガを使わせよとするキャリア通信会社の策略ではないだろうが、真相は明らかでない。

4. グーグルマップをオフラインで利用するための準備

グーグルマップをオフラインで利用するためには事前に地図をダウンロードしておく必要がある。
海外旅行に出かける少し前にこの作業をしておかなければならないが、ダウンロードのコツは出来るだけ範囲を狭めておくことだ。

例えば台湾全土をダウンロードすれば350MBのデータ量だが台北市内だけなら100MB以下で保存できるからだ。
保存する場所もグーグルマップの「設定」➡「オフラインマップの設定」➡「ストレージの設定」でデバイスかSDカードどちらかを選択できる。
デバイスにまだ空き容量の余裕があるなら「デバイス」にしておく方が検索スピードは速い。

ダウンロードはインターネットに接続した状態で行うためWi-Fiなどを接続できる家で行うのがいいだろう。

5. グーグルオフラインマップのダウンロードの仕方

グーグルマップを立ち上げてダウンロードしたい地区を検索する。
今回は「台北」と入力して検索した。


メニューから「オフラインマップ」をタップする。


ダウンロードマーク「自分の地図を選択」をタップする。


スワイプ(画面に触れた状態で指を滑らせる操作のこと)して地図の範囲を微調整する。

「ダウンロード」をタップすればダウンロードが開始される。
ダウンロードが終了し「更新」をタップしなければ利用期間は1ヶ月だ。


1ヶ月以上滞在するなら別だが旅行なら更新する必要はないだろう。
ダウンロードした地図の名前を変更しておこう。

6. グーグルマップを現地で使う

旅行などでその国へ行ってからグーグルマップを立ち上げ位置情報を有効にすれば利用できる。
念のためスマホの設定でモバイルデータ通信をオフにするのを忘れないことだ。
データ通信を切ってもGPSは作動することを覚えておいてほしい。

初めて行く国でタクシーに乗ってもグーグルマップが使えると本当に行き先に向かっているのか確認できたり、徒歩でも目的地に近づいているのか確認できるので安心だ。

注意してほしいのは特に先進国以外の国で都市部から離れた場合、GPSの精度に大きく誤差が生じることがある。
これは私の経験だがおそらくGPSの精度ではなく、地図の精度による誤差なのだろう。
目的地で位置情報を確認しても目的地から数百メートル離れた場所が表示された経験がある。

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