GWのマルチタスクが連休明けの仕事意欲に悪影響を及ぼす

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GWやることなければ本気掃除と読書がお勧め

大型連休で頭を使わずダラダラ生活していて恐れなければならないのが集中力低下による脳の腐敗だ。
実際に脳が腐る訳ではなく脳を使う能力が低くなると言うことだ。

脳を使う能力が下がると行動力まで失われることになる。
「何もやる気が起こらない」という至って厄介な精神状況に陥ると言ってもいいほどだ。

朝の本気掃除が連休明けの仕事に好影響をもたらす

仕事で忙しいことを理由に部屋の掃除をしていなかった人にお勧めなのが連休中の朝の本気掃除だ。
掃除時間を1時間と決め、徹底して部屋を片付け掃除をして綺麗にする。

「せっかくの休みだから遅くまで寝ている」といった連休の過ごし方は、その日を無駄にしてしまうばかりか脳の働きまでも止めてしまうことになる。
家の中で過ごす大型連休を意義深く過ごすための手っ取り早い方法が朝の徹底掃除だ。

掃除に集中するために必要なのが「ながら掃除」を止めることだ。
テレビを見ながらとか音楽を聴きながらでは掃除に集中することはできない。
料理や掃除をするときにもイヤホンを付け音楽を聴きながらやっている人も多いのではないだろうか。

家具やテレビボードを移動させるような徹底した掃除は休みだからこそできることだろう。
そんな普段ではできない掃除をしてみると、終わった後は爽快で「さあ次は何をしよう」という心の動きになっているはずだ。


何もせずに心の動きを止めたまま連休を過ごすか、朝の本気掃除で心を動かした連休生活では、連休明けの仕事意欲に大きな違いが出ることは容易に想像できるだろう。

GWのマルチタスクが連休明けの仕事意欲に悪影響を及ぼす

マルチタスクとは複数の処理を並行して実行するというコンピューター用語だが、聖徳太子でもない限りそんな器用な人はいないだろう。

ランニングしている人がイヤホンを付けているのはよく見る光景だが、それこそが正にマルチタスク行動だ。
マラソン選手やテニスプレーヤーが音楽を聴きながら試合をしていないのは「プレーに集中できない」という理由なのは明らかだ。

勿論サラリーマンであっても仕事中にイヤホンで音楽を聴きながらパソコンで入力しているような人は見たことがない。
それなのに休みになるとマルチタスクな行動が増え、集中力からは掛け離れた生活になっているのではないだろうか。

それでもたまの休みなら直ぐに集中した仕事脳に切り替えることも可能だろう。
しかし一週間以上もマルチタスクを続けると、集中できない環境に慣れた脳が形成されるのは言うまでもない。

連休初日が明暗を分けるGWの過ごし方

大型連休とは言っても終わってみるとあっという間だ。
それは1年52週間の内の1週間程度でしかないが、とは言え大切にしなければならない人生の中の時間であることには違いない。

サラリーマンを定年退職した人が退職直後に何もせずに過ごした結果、やる気も遣り甲斐も持てないまま倦怠感だけが増していくのと同じで、大型連休も初日に気を抜いてしまうと何もしないまま倦怠感だけを募らせて終わってしまうだろう。

GW初日こそ早めに起床して心を動かす準備をすることで、有意義な連休を過ごす結果に繋がるが、GWの過ごし方次第でGW明けの仕事に影響が出ると考えるなら、どんな過ごし方がいいのか明白だ。

昼頃まで寝ていて食事もせず、何かしようと心が動いたら日が暮れる時間になっていたという経験は誰にもあるだろう。
もしそれがGW初日だとすれば連休中の悪循環の始まりになるのは疑う余地もない。

GWやることないなら読書が最善

趣味もなくこのGW何をして過ごすのがいいのか思いつかないならお勧めは読書だ。
なぜ読書がいいのかは前にも書いた通り、マルチタスクが不可能だという理由からだ。
まさかイヤホンで音楽を聴きながら読書ができないのは力説するまでもない。

今まで読書に興味のなかった人も、読書から遠のいていた人も外出できないGWには持ってこいの意義深い過ごし方になるはずだ。
読書が集中力や想像力を高めることは言うまでもなく、ましてや連休明けの仕事意欲に悪影響など及ぼすはずもない。

読書で注意することがあるとすれば運動不足と睡眠不足くらいだろう。

家から出られない特殊な大型連休のせいで仕事意欲までなくすことにならないために、考える切っ掛けにしてほしい。