ユーチューブはモチベーションアップ効果に特化している

ユーチューブをモチベーションアップ目的に使う

ユーチューブをただ楽しい動画視聴に終わらせては勿体ない。
シニアになってからでも何かを始める時、ユーチューブを自転車の補助輪のように使ってみてはどうだろう。

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モチベーションアップに使うユーチューブ

ユーチューブ動画を見る目的はいろいろあるだろう。
好きなユーチューバーの動画を見るのが日課になっているとか、何か分からないことがあれば取り敢えずユーチューブで解決できないか探ってみるなどだ。

しかし今回お勧めしたいのはモチベーションアップの目的だけにユーチューブを試してほしいのだ。
勿論問題解決の目的で使うユーチューブも利用価値は高いが、動機付けの目的で使うユーチューブも視聴する人にとって高い価値を生むだろう。

メンタルの強い人は別として私のような優柔不断の悪癖を持っていると自覚している人は何事も継続できない人が多い。
何かを始めようとしても、自身がなければ敢えて障害を作って楽なほうに逃げてしまうことはよくあることだ。

モチベーションアップとは「始めても継続する自信がない」とか「どうせ途中で投げ出しそうだ」といったネガティブな思考を「よし必ず継続させるぞ」とか「絶対諦めずに達成するぞ」といったポジティブな思考に心を動かすことだ。

何かを始めようと決めた時は不安もあるがやる気は最高潮に達している時だろう。
そこに更にユーチューブで動機付けの助走を手助けさせてやるのだ。

ユーチューブが目的の内容ではなくモチベーションアップに特化している訳

この見出しの目的の内容とは、例えば筋トレなら筋肉を付けるトレーニングの内容のことだ。
腹筋や背筋、ウェイトトレーニングなど毎日熟さなければならないメニューのことだが、ユーチューブを見て理想の体型になるのならそんな簡単なことはない。
誰もそんなことは分かっているから実際日々の反復訓練を怠らないよう努力するのだ。
そう、目的達成には努力しなければならないのだ。

ところがモチベーションアップだけが目的なら見るだけで叶えられる。
「よし、今日から筋トレをして理想の肉体を手に入れるぞ」と考えてユーチューブでモチベーションアップのために動画を見たとしよう。

「この腹筋を10回、この腕立てを10回、ペットボトルに水を入れてこのようなウェイトトレーニングを10回、これを1日3セット熟せば40日でこれだけの筋肉を付けることができる」といった内容の動画だ。
現に自分が理想とする筋肉のを持ったユーチューバーが姿を現し説得力を増している。

この動画を見て「このくらいのトレーニングなら40日続きそうだ」と思えることができればモチベーションアップの目的は果たせたことになる。
「筋トレは大変だろう」と思って躊躇していた心が「今日から実践してみよう」と心が動かされた時点でこの動画を見た価値があったのだ。

筋トレに限ったことではない。
楽器の練習、国家資格の勉強、ガーデニング、農業、語学の習得など、どんなことでも同じことだ。
ユーチューブの内容で独学して目的を達成することは困難を極めそうだが、毎朝10分程度のユーチューブ視聴でモチベーションをアップするのは難しいことではない。

モチベーションアップのためにユーチューブを見るタイミング

ユーチューブをモチベーションアップ目的で使うなら見るタイミングは重要だ。

例えば宅建(国家資格)を取得するための勉強をしているとしよう。
宅建の合格率は15%前後で簡単ではないとはいえ独学で取得できる国家資格として知られているが、いざ勉強してみると効果的な勉強方法を探すのは難しい。

過去問をやってもなかなか点数が上がらないので途中で挫けそうになってしまうが、そんな時にユーチューブで勉強方法と共にモチベーションを上げるのが有効に思える。
だが挫けそうになった時というのは、既にモチベーションが下がってしまっているので何を見てもネガティブな思考を回復するのは難しい。

その時宅建合格者のユーチューブ動画を見ても「自分には無理だ」といった思いが強く、モチベーションが回復しないことが多いのだ。

同じユーチューブを見るのでも勉強を開始する前は特に効果的だ。
これから勉強を始めようとしている時は、それだけでモチベーションが上がっている時だが、更に宅建合格者のユーチューブを見ることで助走をつけることができる。

もう一つのベストなタイミングが朝起きてすぐの時間だ。
その日が始まろうとしているタイミングなのでまだ嫌なこともなく「よし今日も頑張るぞ」と気力を上げやすい。
毎日2時間を退屈な宅建の勉強に当てているとしたら、朝ユーチューブを視聴することでその退屈な2時間の勉強をする動機付けになればいいのだ。

モチベーションアップに使うユーチューブの見分け方

ユーチューブで「宅建」というキーワードを入力しても、表示される順位が誰にとってもモチベーションを上げてくれる順位ではない。
このモチベーションを上げるためのユーチューブを選ぶ作業での注意点は、目的を見失わないことだ。
目的があくまで宅建を途中で投げ出さずに勉強するためのモチベーションアップに使うということを忘れてはならない。

そのため「宅建」というキーワードで表示された動画の内、「宅建」の内容の充実を図った動画は目的には当てはまらないことになる。
言い方を変えれば、「国家資格の勉強法」というキーワードを入力する方が目的に合った動画が表示される可能性は高くなる。

このモチベーションアップという目的では、「宅建」の中身より国家資格を独学で合格するための心構えや自信に繋がる情報があればいいのだ。

ユーチューブの最大の利点は目的や自分に合った先生を多くの中から選べることだ。
例えば「国家資格一発合格への道」と題した有料セミナーがあっても、参加してみなければその価値は分からないし、特に講師を知るための情報は多くない。

特定のユーチューバーのファンになってはいけない訳

同じユーチューバーの動画を何度も見ていると、他の動画で少しでも内容が違っていればその動画を否定するようになる。
そうなって洗脳化が進むとファンになり本来の目的を見失ってしまうのだ。

例えば宅建の勉強のモチベーションを上げるために毎朝10分程度見ていた動画が、ファンになってしまったら「権利関係」や「宅建業法」など宅建の内容動画まで見るようになる。
宅建ならまだしも全く関係ない国家資格の動画までも見てしまい主客転倒になってしまう。

ファンと同じようにネットサーフィンも目的を妨げる原因になることが多い。
もっと自分に合った動画がないか探しているうちに、まったく別の興味を引く動画が目に入り長時間見てしまったりすることだ。

ユーチューブのファンリスクやネットサーフィンリスクを回避するためにも目的意識を持ち見る時間帯や視聴時間を決めておく方が無難だ。
因みに私の場合はユーチューブのファンリスクを冒してしまったことはないが、ネットサーフィンリスクを冒して時間を無駄にすることは多い。

これらはユーチューブ視聴者の全ての目的に於いてもリスクとなるだろう。
このリスクに年齢は関係ない。
若い人から高齢者までがスマホ依存というよりユーチューブ依存におかされている。
ユーチューブ依存とはハッキリした目的もなく長時間ユーチューブを視聴してしまうことだ。

一日に1時間以上ユーチューブを必ず見るといった人はユーチューブ依存症の可能性が高い。
何かを始めようとする人にとって、この目的もなくユーチューブを視聴する時間は無駄としか言いようがない。

モチベーションアップを目的にユーチューブを視聴する時間は長くても10分が目安だ。
それ以上になると目的が曖昧になってくるので注意が必要だ。

これらのリスクを注意して目的に合った動画視聴をするなら、ユーチューブは最高の動機付けを手助けしてくれるだろう。
それは子どもが自転車に乗れるようにするための補助輪と同じだ。

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