独学でもいいから始めてみよう趣味やスキルアップ!

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独学もコツを掴めば早く上達できる!

60年以上生きていればこれまでも多くのことを独学で学んできたはずだ。
時には遠く廻り道をしたり挫折も経験しているので独学のコツは既に分かっているだろうが、人生を楽しくするためにこれからも新しいことに挑戦したいものだ。

独学のメリットとデメリット

独学のメリット
始めやすい
通勤時間が不要
月謝がいらない
自由な時間にに学習やトレーニングができる
学習やトレーニングに納得できる
楽しみながら取り組める

・独学のデメリット
継続が難しい
廻り道のリスクが高い
カリキュラムやトレーニングメニューを自分で組立てなければならない
指導者が自分に合わせてくれない
自分に合ったテキストや教材を見つけるのが難しい

先ずは最初の一歩を踏み出すことだ

何をやっても三日坊主で続かないから時間の無駄と考え、最初からやろうとしない人もいるがそれは間違いだ。
やる前から続かないとか難しそうと理由付けしてやらなければ人生が楽しくならない。

「시작이 반이다」(シジャギパニダ)最初の一歩を踏み出せば目標の半分は達成したも同じという韓国のことわざだが、どこの国も同じでそのくらい最初の一歩を踏み出すのに勇気がいるということだ。

やる前から結論を出すのではなくとにかくスタートすることが大切なのだ。
ゴルフ、語学、ピアノなど何をするにしても独学するなら教室に通うほど勇気もいらないしお金も掛からない。
すぐに始めることはできるが、道具を必要とするものは最初から用意するのに越したことはない。

なにも最初から高額な物は必要ないが、中古品であれ性能を満たしたものを探すべきだ。
例えばゴルフクラブならバランスのとれた自分に合ったクラブであったり、ピアノなら電子ピアノであろうとピアノタッチで音のいいものとなる。
最初から上手な人が打っても芯を捉えられないようなゴルフクラブや、音の悪い楽器などではモチベーションも上がらない。

スポーツや芸術系を始めるのはそれなりに道具を必要とするが、語学など学習系なら道具もいらないし今すぐにでも始めることができる。
定年退職して時間を持て余している人だけではなく、忙しい人も趣味だけでなくスキルアップとしても独学で先ずは始めて見ることをお勧めしたい。

独学にも基礎は欠かせない

スタートしたなら次はトレーニングをしなければならないが、独学で最も難しいのがこのトレーニングを継続することだ。
特に最初の内は単純な基礎の反復訓練を伴うことが多いので、ほとんどの人が辞めていくことになる。
どんなことにせよこの最初のステップを乗り越えることが、上達の道に辿り着く難所となるだろう。

独学の場合はこの基礎のステップに時間が掛かり過ぎて挫折する人も多い。
この最も単純で面白味のないステップをいかに楽しく早い期間でクリアするということが、その後の継続にも大きく影響してくる。
独学者の中にはこの基礎の訓練を飛ばしてしまう人も多いが、結果は言うまでもない。

この最初の基礎ステップを早い期間でクリアするために大切なことは、毎日の訓練時間とトレーニングメニューだ。
更にはトレーナー(先生)を選ぶことも重要だ。

独学で自分に合った先生の見つけ方

独学なのに「先生」を選ぶというのは、テキストとなるYouTube動画や文章サイトを選ぶ場合に、手あたり次第参考にするのではなく一人の人が作った動画なりブログなどを限定して使用するという意味だ。
どのジャンルでも人が変われば表現の仕方が変わるので統一感がなく疑問も多くなり、その結果遠回りをすることになる。
独学ではこの先生選びが最も重要になるが、上達が止まった時やスランプになった時などは積極的に先生を替えることが望ましい。
この先生を変える行為も独学ならではの特権と言ってもいいくらいだ。

月謝を払って教室などに通った場合は、先生がある程度生徒に合わせた指導をするが独学では自分が先生にするテキストを見極める必要がある。

プロの動画は目標にはなっても先生にはならないことがある。
例えばゴルフのティーチングプロ(レッスンプロ)の動画を先生にするのは独学には向いていない。
この人たちは教えるのが仕事なので肝心なところを無料動画で公開はしないのが普通だからだ。

スポーツにせよ音楽にせよYouTube動画には二種類のテキスト的動画が存在している。
一つはPR用でもう一つが再生回数を狙った動画だ。
テキストや先生にしたい動画の見分け方は、先ず言葉の表現力だ。
独学で始めた場合は具体的に指導してくれる動画を選ぶ方が理解が早い。

昔から日本人は抽象的な言葉を使って指導する先生がどのジャンルにも多かった。
最近まで欧米の指導者と日本の指導者の最も大きな違いがこの言葉の表現力だった。
例えばゴルフで言えば「球に当てようとして打ってはいけない」といった抽象的な表現だ。
楽器なら「このフレーズは優しく演奏しましょう」とか「感情を込めて」といった表現は抽象的だ。

特に独学初心者には具体的な表現を使っているサイトをテキストにするのが効果的だ。
日本人独特の抽象的表現が効果をもたらすのはほとんどの場合上級者に近づいてからだ。

そして自分のレベルに合った動画を探し、トレーニングメニューは自分で作成するのがいいだろう。

独学のトレーニングメニューを作成するコツ

トレーニングメニューと言えば筋トレを連想するが、筋トレに限らずしっかりとした知識とその知識に裏付けされたトレーニングが上達の早道だ。

先ずは専門サイトで文字から知識を吸収するのがお勧めだ。
一目瞭然と思われる動画も言葉の説明に限っては抽象的言い回しが多く、理論を学ぶ上では文章サイトの方が明確に理解できる。
先ほども書いた通り特に独学では抽象的なロジック(論理)は上達の邪魔をするが、先人が解明してきたセオリー(理論)こそ独学に必要な知識と言えるからだ。
そのセオリーを学ぶのは文章サイトが手っ取り早い。

最初の基礎のステップでは知識とトレーニングをバランスよく配分してメニューを組み立てるのがいいだろう。
60歳過ぎていれば体力的にも自分の能力に合わせたメニューでなければならないが、スポーツの場合は特に無理をすると続かない。

例えば私たちシニアが英会話を勉強しようとしたとき、中学生当時の英語の教科書を探してきてテキストとする人はいないだろう。
誰もそれが早道だと思えないからだ。
そして既に習得した多くの先人が成功例をYouTubeなどで公開しているのでトレーニングメニューの組立も昔ほど難しくはない。

独学が独学でなくなる日は遠くない

例え芸術の世界であろうがこれまでのように誰に師事されたとか教えを受けたといったことなど重要視されなくなる日がくるだろう。
既に絵画や音楽などは誰に教えを受けることもなく、専門大学で学んだ経歴を持たない人が権威ある賞をとったりプロとして活躍している人もいる。
このような人は独学で学んでいるようだが、これからはこのような独学選手や独学プロが増えてくるのは間違いないだろう。

それは公開されている情報量が豊富だからだが、かと言ってどれだけネット時代で情報が溢れていようが、独学で一つのことを習得するのは決して易しいことではない。

独学だからと自由気ままに学習やトレーニングをするのではなく、独学だからこそしっかりしたカリキュラムで最短で上達する道を探るのも楽しい人生に繋がりそうだ。

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