定年後魂を浄化して幸せになる方法があるとするなら!

第二の人生を豊かな心で過ごすためにできること!

「三つ子の魂百まで」というが、定年退職して第二の人生を心豊かに過ごしたいなら自分の魂を見直した方がよさそうだ。

魂とは体に宿って心の動きをつかさどるものとされているが、言い換えれば潜在意識と捉えることもできる。普段の生活で使っている意識能力は顕在意識で全体の意識の3〜10%に過ぎず、意識の殆どは無意識とされている潜在意識が占めているのだそうだ。

よく海に浮かぶ氷山に例えられるが、水面から上に出ている部分が顕在意識で海の中に沈んで見えない大部分が潜在意識ということだ。
行動したり考えたりする時に使われる顕在意識も、その土台になっている潜在意識によって無意識に支配されているようだ。

潜在意識の実態はこれまでの経験と記憶によって作られている膨大なデータベースで、当然人によって経験や記憶はそれぞれで同じデータベースはふたつとない。
要は人の心を司る魂が潜在意識であり過去のデータは詰め替えることができないが、未来のデータは選ぶことが可能と言うことだ。

無意識とはいえ人がその潜在意識によって操られているとするなら、何もせず見逃すことはできない。
残された人生が長くないなら今こそ考えなければならない課題でもある。

魂を浄化する方法があるとすれば

第二の人生を心豊かに過ごす方法があるとすれば、先ずは潜在意識を浄化することだ。
60年以上生きて蓄積されたネガティブな記憶や経験を、少しずつポジティブな記憶へと上書きする努力が必要だ。

上書きするとは言っても過去の潜在意識を消し去ることはできないので、今後ポジティブな経験や記憶を多くすることで少しずつ変えていくしか方法はない。
そうすることで悪癖に負けないメンタルを作ることができると信じたいのだ。

潜在意識のポジティブ化を実行しながら不安な時や落ち込んだ時に潜在意識にアクセスする術を身に付けようと思う。
無意識とされる潜在意識に繋がることなど凡人にできるとも思えないが、何も変えようとせずに生きるよりは増しだろう。

潜在意識をポジティブな情報で埋める

先日大谷翔平選手のMVPが話題になったが、大谷選手のゴミ拾いが運を拾う手段のひとつだということも広く知られるようになった。
つまりゴミを拾うという行為が潜在意識として蓄積され将来幸運となって自分に返ってくるということだ。

逆にゴミをポイ捨てしたとしたならその罪意識はネガティブな潜在意識として蓄積され将来の行動に悪影響を及ぼすということでもある。
90%以上占める自身の潜在意識をポジティブな記憶で埋めておくおことは、将来の生活を幸せに過ごすための絶対条件だと言っても決して大袈裟な表現ではないだろう。

これまで60年以上生きて蓄積されている潜在意識がネガティブな記憶で埋められているなら、その潜在意識が無意識に悪癖となり我が心を支配しているに違いないと思うからだ。

潜在意識を浄化する第一歩は、人を不快にさせないことから始めている。
普段の生活の中では気持ちよく人に接することで自身の心も浄化するという訳だ。
例えばコンビニで「袋はご入用ですか」と尋ねられた時「いらない」と言えば事は済むが、「いえ、大丈夫です」と笑顔で答えた方が相手にとっても気持ちがいいだろうと想像することだ。

いくらこちらが客だと言ってもぞんざいな受け答えは相手に失礼なばかりか相手を不快にさせるだろう。
相手を不快にさせてその人の笑顔など想像できるはずもないが、こちらの受け答えで相手の笑顔を引き出すことができたなら自分の潜在意識にポジティブ経験が積み重なったことになる。
日常の中に溢れている小さなポジティブ情報を少しずつ自身の記憶に取り込み健全な魂としたいのだ。

私の場合はバッハが潜在意識へアクセスするパスワード

心理学者でもない私がなぜこのような文章を書いているかと言えば、自分の悪癖に悩まされ続けて思いついた自身への戒めが真の目的だ。
戒めなので落ち込んだ時や不安な時にこの文章を読み返し、心をポジティブに移行する切っ掛けにしたいのだ。

心が揺らいだ時などに自分の書いたこのブログの中からひと記事選んで2~3度読み返すことがある。
自分が書いたとはいえ中には読んでいて恥ずかしくなるような記事もあるが、それもまた貴重な戒めと思えば納得できるものだ。

過去の戒め記事に落ち込んだ心を回復させる効果があるのなら、それこそが潜在意識にアクセスした状態だと言えそうだ。
勿論自分の戒め記事でなくてもその悩みを解消してくれたり勇気を与えてくれる書籍が見つかればその本が潜在意識へアクセスする切っ掛けになるだろうし、宗教観の強い人なら信じている仏閣に赴いて強く念じてみることで潜在意識へアクセスできることもあるのだろう。

しかしそのアクセスには条件もある。
どれだけ自分の感情に入り込む文章や言葉を見つけたとしても、その時脳が否定的な状態でないことが必須の条件だ。
つまり素直にその戒めを受け入れるために脳をリラックスさせアルファ波状態にする必要がある。

その方法も人により様々だと思うが、私が実践してみようと考えているのはバッハを聴くことだ。
子どもの頃から音楽好きな私なりの方法だが、バッハを使うのは最もリラックスできて邪魔にならず聞き流せることを分かっているからだ。

まだ効果を確信するほど試した訳ではないが、一度実践してみると想像以上に心を軽くできた気がするのでクラシック好きな方へはお勧めだ。
持っているバッハのCDを屋外から聞こえる微かな風の音が消える程度にボリュームを下げリラックスできた頃に自分のブログを読んでみて感じたことだ。

私はバッハが適していたが人によってはお香であったり教会のような場所、若しくは静まり返った深夜の時間といった場合もあるだろう。
脳を解放できる何かを見つけて、その場所や時間に感銘する文章を読んだり言葉を念じことで心を正常に戻す切っ掛けになればいいのだ。

しかしそのような方法で潜在意識にアクセスできたとはいえ結果が全てうまくいくとも限らず、一度や二度で前向きになれる保障はない。
自分のものとはいえ魂とは厄介なものだ。