予祝を実践「目標達成おめでとう!」

希望を叶える予祝とは?

60歳とは言え夢を持ち、それを叶えるために努力することは生き甲斐にもつながり、有意義な日々を送る手段とも言える。
「さあ始めるぞ」と行動を起こす前にやっておくと、達成率がぐんと上がるモチベーションアップの方法が最近話題になっている。
それが予祝と言う行為なのだが、私が最初に聞いたのは数年前に参加した居酒屋てっぺん代表の大嶋啓介さんのセミナーだった。
その予祝を多くの日本のトップアスリートも実践していると、最近のテレビ番組で取り上げられていたのだ。

予祝とは目標を達成したかのように前もって祝うことなのだが、例えば2年後に行なわれる東京オリンピックに出場する選手なら、「金メダル獲得おめでとう!」と既に達成したかのように前もって自分で祝うことなのだ。
少し調べてみると日本古来より行なわれていた春の祭りなども、秋の収穫を前もって祝った予祝にあたるとのことだ。
予祝をするにあたりしておかなければならないことはただ一つ、具体的な目標を決めておくことだけだ。
その具体的数値も含め「目標達成おめでとう!」と模造紙にでも書いて壁に貼り、実際に達成した時の感情を想像して心から喜ぶのだ。

この行為自体にはまったくと言っていいほどリスクを伴うものではないので、実践してみるに越した事はない。

それより問題なのは具体的目標と達成までの期間設定を決めることだ。
目標もとんでもなく出来そうにない雲の上のものではなく、努力すれば自分にも達成できる範囲の見極めをしたほうがよさそうだ。
努力しても到底出来もしない目標では、そのこと自体に意味をなさないので逆にモチベーションを下げてしまう。
そう考えると長期的最終目標ではなく、半年から1年程度の短期目標のほうが現実味がある。

実際には長期的最終目標も定めた上で通過点目標を繰り返すことになるが、その都度予祝をすることで「やればできる」と実感でき、「次も達成するぞ」と言った勇気も沸いてくる。
自分を戒めるために何度も書いているが、目標達成に一番不安を感じる要素が継続力だと感じているので、予祝で成功した行動も書き加えると継続力不足を補うのに役立つ行為になりそうだ。
前回の「言葉の重み」で抱負について触れたが、今年の抱負をもう一度具体化し、6月30日の数字化された目標を決め行動することにする。
その具体的数字目標と「目標達成おめでとう!」を実際紙に書き、壁に貼って心から喜んでみようと思う。

予祝の二文字に含まれる力がどれほどのものなのか、実際に体験できれば心豊かな人生の道も開けると言えよう。

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