アウトドア習慣からインドア習慣へ切り替える術!

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インドア生活を送るのは簡単ではない!

緊急事態宣言が東京をはじめ7都道府県に発令され、在宅勤務や外出を自粛している人が多いだろう。
家の中で過ごす生活は想像以上にストレスを溜め、将来を左右するほど影響を及ぼすことがあるので甘く考えてはならない。
アウトドアライフからインドアライフへの切り替えを既に定年退職者の多くは経験されているだろうが、決して簡単ではないと実感されている人も多い。


1. アウトドアからインドアへの切り替え

2. インドアライフのルーティン化

3. 意義深いインドアライフを送るためにできること

4. インドアライフ習慣化のコツ

5. 在宅勤務で家族の絆が大切な理由

1. アウトドアからインドアへの切り替え

休みになればスポーツやキャンプ、友達を誘ってバーベキュー、夜はカラオケ、パチンコ、飲み会などほとんど家にいないアウトドアライフ派の人は、新型コロナウイルスの感染予防のためインドアライフに切り替えなければならなくなっている。
だが「急に家にいろ」と言われても、何をしていいのか戸惑う人も多いのではないだろうか。

家での過ごし方が分からないと感じている人のために、普段からインドアライフを送っている人の時間の使い方を参考にしてほしい。
何故ならアウトドアタイプの人が家に閉じこもるリスクは、ストレスを増やし今後の生活にも悪影響を及ぼしかねないからだ。

特に悪影響に繋がらないか心配なインドアライフとは、一日中テレビを見てダラダラ過ごしたり、YouTubeやスマホゲームで何時間も悪い姿勢を続けることなどだ。

2. インドアライフのルーティン化

インドアライフで最も大切なのは、一日の時間管理を習慣化してメリハリのある生活をすることだ。
毎日同じ時間に自分で決めた同じ行動をすることで一日がルーティン化され、意義深いと感じるインドア生活を送ることができる。

もし何も考えずにインドアライフに入ったなら、すぐに怠け癖が身に付いてしまいそのことがストレスになってしまう。

新型コロナウイルスの影響や緊急事態宣言などはどうしてもネガティブに捉えがちだが、「せっかくのインドアライフを楽しもう」と少しポジティブに考えると人生を変える切っ掛けにも繋がる可能性を秘めている。

この機会に普段できなかったことや将来のことを考えて見るのがお勧めだ。

3. 意義深いインドアライフを送るために出来ること

・将来のためのスキルアップ
国家資格などの勉強を始めたりビジネス英語など語学学習に取り組むのはスキルアップそのものだ。
家に居らながら本格的に勉強したいなら、国家資格通信講座やオンライン英会話などを利用するのがいいだろう。

・生涯続けられる趣味を持つ
インドアライフはこれまでやろうと思っていてもなかなかできなかったことや、興味があることに挑戦してみる機会でもある。
楽器演奏、作曲、DTMなどの音楽趣味や料理、絵画、DIY、ジオラマ、模型などの製作趣味、そして読書やブログなどのライティング趣味も悪くはない。

・健康や体力強化
普段運動不足と感じているなら筋トレやスポーツトレーニングがお勧めだ。
自宅で出来る有酸素運動やゴルフの素振りパッティング練習など、効果的なトレーニング方法はネットに溢れている。

家で過ごす時間が多くなった今だからこそ始められるチャンスだと考えればいい。

4. インドアライフ習慣化のコツ

家で一日を過ごすからと言って起床時間を曖昧にはしないことだ。
決めた時間に起床し、出かける時以上に丁寧に身支度をする。
歯を磨き顔を洗ったり髭を剃る、女性なら化粧をすることも家に居るからと手を抜かないことだ。

健康を意識した朝食をとってから新聞などでニュースなどの情報を確認した後、午前中のルーティンを熟していく。
午前中は集中力が高まる時間帯とも言われているので、体を動かすことより頭を使うことをやる方が効果的だ。
一日の時間帯の中でも特に10時から12時までは集中力が高まるとされているので、この時間に頭を使うスキルアップなどを入れ込むのがお勧めできる。

そのような意味から言えば昼食後から15時までは集中力が落ちていく時間帯なので、頭を使うことは避ける方がいいのかも知れない。
食事の後は眠くなることからも実感できることだ。

逆に有酸素運動や体を使うトレーニングなどはこの時間を効果的に使いたいものだ。
昼食後すぐにスクワットなど激しい運動をするのではなく、軽めのウォーミングアップから徐々に運動量を増やしていくのがいいようだ。

一般的に集中力が持続するのは60分程度だと言われている。
例えば午前中に語学の勉強など頭を使うことをするのであれば、60分間隔で区切って掃除や片付け、またはコーヒーブレイクをとって音楽を聴くなどのリフレッシュ時間を挟むといいだろう。

インドアライフを充実させるのに最も大切なのが夕方から夜にかけての時間だ。
家で過ごすことを前提に考えるなら、男性であっても家事を手伝う意識が夫婦円満のコツになるだろう。
それが例え在宅でテレワークしている場合であっても、仕事を盾に家事は奥様任せでは家庭不和の原因になりかねない。
「夫が家に居る」という現実だけでも女性にとってはストレスの種になるからだ。

不要不急ではない食料品の買い物などはウォーキングを兼ねて夫が率先して出かけるだけでも、お互いのストレスを和らげる効果が期待できる。
一日中家の中で過ごす在宅勤務のストレスも解消されるからだ。
勿論人の少ない時間帯に人の混み合わない店で買い物をするのに越したことはない。

インドアライフで人との差を付けたい努力派なら、夕食後の時間も有効活用したいところだ。
テレビを見ながら晩酌をする習慣は、会社での対人コミュニケーション疲れなどを癒すといった意味もあるだろうが、在宅勤務ならその理由の正当性も薄れがちだ。

夕食後に数時間語学学習などを日常化することができれば、充実感も味わえ趣味であれスキルアップであれ将来の希望にも繋がるだろう。

5. 在宅勤務で家族の絆が大切な理由

テレワークやリモートワークと言った在宅勤務を日本政府も推奨しているが、今回のような感染リスク回避や生産性向上のメリットも大きい反面デメリットも少なくない。
このデメリットは企業側と社員側に異なったリスクを与えているようだ。

企業側のメリットは即ち社員側のデメリットであったり、相反するその逆の場合もある。
通勤費やオフィス軽費が大きく削減できる一方で、社員側からすれば自宅の光熱費や運動不足は大きなデメリットだ。

特に子どものいる世帯では、自宅で仕事のできる環境を作るのが難しい場合も多い。
仕事に集中できなければ、自宅であるが故にストレスをコントロールするのも難しくなる。
会社では我慢できることも自宅では我慢できず、家族に不満をぶつけてしまうことが多くなった結果生まれるリスクが家庭不和だ。
家族や夫婦といった一番身近な関係を労わり感謝の気持ちを大切にしなければ在宅勤務は成り立たないと言ってもいい。

通常のテレワークやリモートワークは労働生産性を上げると言われているが、今回のように緊急事態宣言を受け休校によって子どもの世話を伴う場合はそうした期待をするべきではないだろう。
企業側には生産性を優先して求めるのではなく、家族の絆を優先するよう配慮したマネージメント対策をお願いしたいところだ。