集中力が失われていると実感できる時の対処法

Gerd AltmannによるPixabayからの画像

集中力がない時に集中力を上げる方法とは!

どうも最近ダラダラ生活に堕落し何をやってもうまくいかない。
頭の中は雑念に埋もれ集中力は失われている。
何をしても結果が悪いので
やる気も失せる。
その原因はマルチタスク行動にあるのかも知れない。

1. 集中できない理由はマルチタスク行動にあった
2. 本を読む子は成績が伸びる訳
3. 集中力が人生に及ぼす影響
4. 集中力が持続できていないと自覚できた時

集中力がないと効率が落ちる

仕事が前に進まないとか、取り組んでいることに成果がでないと感じることはないだろうか。
時間はあるはずなのに、何をしたということもなく一日が過ぎていき、今日一日の成果が目に見えないことも稀ではない。

一日を振り返り反省すれば1時間程度あれば終わっていたことを、集中できないために長々と時間だけを使ってしまっているようなことだ。

1. 集中できない理由はマルチタスク行動にあった

集中とは一つのことに意識を集めることだが、どうも人間の脳はそう単純でもなさそうだ。
特に現代人は考えることが多く一つのことに意識を集中することができていないし、普段からマルチタスク(複数の処理を並行して実行すること)で生きている。
マルチタスクが癖になっていて、集中できない脳が日常的になっていると言えるようだ。

普段行っている「ながら行動」(マルチタスク行動)
・テレビを見ながら食事をするとかスマホで動画を見ながら食事をする。
・音楽を聴きながら運転をするとかスマホを見ながら自転車に乗る。
・夕食の献立を考えながら仕事をする。
・歩きながらスマホで音楽を聴く。
・会話をしながら食事をする。
・音楽を聴きながらパソコン入力をする。
・好きな音楽を聴きながらトレーニングをする。

これらの「ながら行動」は誰もがいつもしているありふれた行動だ。
特にスマホが普及してからこの「ながら行動」が頻繁になったという人も多いだろう。

パソコンのCPUでも平行して複数の処理を完全と言えるほど同時にはできないのと同じように、人間の脳も同時進行で複数の処理をすることはできない。
パソコンはOSが複数のタスクを管理しながら切り替えて処理するが、人間はパソコンのように複数の処理を切り替えてできるほど器用ではないのだ。

2. 本を読む子は成績が伸る訳

本をよく読む子は成績が伸びるだとか頭がよくなるというが、その理由には様々な要因があると考えられている。
本をたくさん読めば語彙力が上がり、思考力や理解力が高まるとか、本を読むことによって言語能力が上がり脳が活性化するなどと言われている。

それでは何故本を読むことで語彙力や言語能力が上がるのか考えてみてほしい。
語彙力や言語能力を上げるのであれば、なにも本を読むことではなく動画を見てもいいのではないかと思われるが、ここに本を読むことで身につく能力のヒントが隠されている。

それは本を読むという行為が「ながら行動」できないということで説明ができる。
本を読みながらスマホを見たりテレビを見ることはできない。
本の内容を理解しようとするなら、他のことを同時にすることは不可能だからだ。

たまにテレビがついている部屋で本を読んだり音楽を聴きながら本を読むことはあっても、本の内容を理解しなくてはならないために本の内容に集中し、テレビや音楽に意識は行かないはずだ。

本を読む行為は本の内容だけに意識を集中するという、人間の脳にとって最も理想的な行動とも言えるのだ。
筋肉の能力を高める筋トレと同じように、集中力という人間の能力を訓練によって高めるとするなら読書ほど優れたトレーニングはないのではと思えるほどだ。

多くの本を読む子どもの成績が伸び頭が良くなるのは、読書によって集中力を高めるトレーニングが自然になされているためだ。
そのため肝心な授業で集中力が高まり、休憩時間はリラックスする能力が読書トレーニングによって備わっていると言えるだろう。

3. 集中力が人生に及ぼす影響

このような記事を書いているのも、最近特に集中力がないと自分が感じているからだ。
このような記事を書くことで反省し、人一倍小さな集中力でも取り戻さなければと考えているからだ。

元々人間の集中力は何時間でも持続できるものではなく90分が限度だと言われている。
しかも90分持続するのではなく15分周期で途切れるのだそうだ。
そのため集中力をうまくコントロールしなければ、何をするにも能率が上がらず時間ばかりが過ぎていく。

子どもの頃、教室の窓から空を見ては先生に叱られた記憶は、空の雲を見て空想を膨らませる創造力豊かな感性を持った子どもではなく、唯々集中力が継続しない子どもだったということだ。
その頃からもう少し本でも読んでいたら集中力を発揮でき、人生がいい方に変わっていたかも知れないと思うのは後の祭りに過ぎない。

集中力が持続しない時は一時間で終わる仕事がその日に終わらないとか、独学している学習がまったく前に進まないなど時間効率がすこぶる悪くなる。
そんな状態が長く続き改善されなければ、人生にまで影響を及ぼすことに成りかねない。
いや成りかねないのではなく、集中力のない子どもが送った人生こそが今の自分だと言っても過言ではない。

4. 集中力が持続できていないと自覚できた時

それでも集中力が持続できないと自覚できているうちはまだ手の施しようがある。
集中力が持続できるようにトレーニングを行うこともできるからだ。
このブログでまだ2週間程度前にも同じような記事を書いているということは、そのころから集中力が保てないと感じていたのだろう。

その記事を読み返すと「雑念で支配されたモンキーマインド」に脳エネルギーを消費しているとか、Googleの研修プログラムで取り入れられている「ムーブメント瞑想」という集中力を高める訓練のことを書いている。
しかし実際にムーブメント瞑想をして集中力を取り戻した訳でもなく、今も尚雑念で支配されたモンキーマインドから抜け出せていないということだ。

集中力を取り戻すには先ず、「これも私の悪癖」と言わざるを得ない「マルチタスク行動」(ながら行動)を止めなければならない。
一つのことに集中する癖を付けることが、集中力を回復することに求められる最もシンプルなトレーニングになりそうだ。
食事をする時はテレビなどつけずに食事だけに意識を向け、食材の味覚や箸の使い方に集中することこそが「ムーブメント瞑想」だ。

集中力が失われていることは、一つの行動を数時間同じフォームでしていることに気付けば自覚できる。
例えばパソコンの前に半日座っていること自体集中力がない証しだ。
最大でも90分しか持続しないと言われている集中力が半日も持つはずもなく、そんな時は逆に何一つできていないと言うことになる。

その反省から1時間以上同じフォームで一つのことを遣らないことにした。
パソコンの前に1時間座ったなら次は別のことをやり、当然音楽を聴きながらとか複数のことを同時には遣らないことにした。
ウォーキングやゴルフの練習は仕事ではないが、座り仕事1時間したあとは立ち仕事30分というようにメリハリを付け、一つのことにできる限り意識を高めて取り組むのが集中力を高めることになりそうだ。

集中力を回復させるための改善に取り組み、結果に繋がってこのブログで報告できる日が来ることを願いたい。

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