体が錆びたり焦げたりして老化が加速するとは?

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老化対策や老化予防は早く始めるに越したことはない!

老化とは年齢を重ねると共に生体能力や人体機能が衰えることだ。
人間である以上誰もが受け入れなくてはならない変化だが、この老化には個人差もあり遺伝子による要因が大きく関係していると言われている。

老化に伴う体の変化

顔にシワやシミができたり髪は薄くなるといった老化現象は個人差はあっても誰にで起こることだ。
そのような見た目の変化もあれば筋肉量が低下したり目が見えにくくなるなど、身体機能の低下も急降下すると実感するのが60歳過ぎた頃ではないだろうか。

今までなら朝起きたすぐでも階段をトントントンと降りていたのが、ゆっくりでないと降りることができなかったり、新聞も眼鏡を掛けずに見えていたものが老眼鏡がないと読めなくなったりする。

50代の頃には自覚できなかった身体能力低下が60代でハッキリ実感できるようになった。
そして代謝能力もみるみる落ちているのが伺える。
老化という生体能力低下は60代で加速し、おそらく70代で更に加速するだろう。

老化の加速を抑える意識を持つ

60歳になるまでは考えたこともない老化現象を意識し、少しでも遅らせる努力をしないと健康な体を長く保つこともままならなくなる。
今まで健康だったからと老化を意識せず同じ生活をしていると、急に体のあらゆるところに不調をきたすことにもなりかねない。

老化を抑えるキーワードは食事や運動、生活改善やストレスコントロールなどだ。
これらのキーワードの知識を得て日々行動に活かすことが重要だということは間違いなさそうだ。

60歳からの最後の人生を健康で楽しむためには、これらの老化に関するキーワードを意識するところから始めなければならない。

体が錆びて老化を促進する

鉄が酸化して錆びるのと同じように人の体も酸化して錆びるとされている。
生命活動の維持に必要な酸素が体内で様々な刺激を受け活性酸素に変化し、その活性酸素が代謝過程で様々な障害をもたらすのだ。
活性酸素も免疫機能などの働きもするが、増えすぎると生活習慣病の要因となって害をもたらすのだ。

60歳も過ぎれば活性酸素に変化するのを抑制する抗酸化能力も著しく低下しているため、意識して活性酸素を作らないようにしなければならない。
活性酸素は生活習慣病だけでなくシミやシワなど見た目の老化にも大きく影響しているから尚更だ。

活性酸素を減らすには生活習慣を意識して改めることが効果的とも言われている。
活性酸素の要因のなかでもタバコやアルコール、運動不足や紫外線、ストレスなどが大きいとされているが、運動のしすぎも酸素を過剰に摂取するので良くないそうだ。
そのためウォーキングも9000歩程度を目安にするのがよいとされ、それ以上歩くと酸素の摂取量が増え紫外線に当たるリスクが高まって活性酸素を増やすことになると言われている。

紫外線はビタミンDを補う効果が高く、食事から摂取しにくい分を太陽の紫外線を受けた皮膚で生成することが明らかになっているが、UVケアしすぎるのも老化には逆効果で適度な紫外線に当たる時間も必要だとされている。

勿論食生活を見直すことでも活性酸素を抑えることができる。
抗酸化物質を含む食品から摂取するのが一般的なようだが、アンチエイジング(抗老化)のためにコエンザイムQなどのサプリメントや水素水が効果的だと飲んでいる人も多いようだ。

因みに私もキッチンに水素水の整水器を取り付け常時水素水を飲めるようにはしているが、それでも意識しないと500ml程度を飲むことすらできないでいる。

体が焦げて老化が進む

「体が焦げる」とはブドウ糖や果糖と言われる物質が体内で過剰に増えると、タンパク質や脂肪と結びついて老化物質に変化する。
この体内で不要な糖とタンパク質が結びき老化物質が生成されることを糖化と呼び、老化を加速させる要因になっている。

糖化が増えると分解されにくい老化物質が体内の至る所に貯まることになり、皮膚に蓄積されればシワやたるみ、骨になら骨粗しょう症、血管なら動脈硬化の原因になるそうだ。

その糖化を防ぐのは血糖値を急激に上げる要因を作らないことが重要で、朝食を抜いたり早食いや睡眠不足などが悪いとされている。

食事では野菜から先に食べ糖質の吸収を抑えたり、食後1時間以内にウォーキングなどの有酸素運動をするのが効果的だ。
最近では国産の糖化対策サプリメントも多く出回っているが、どのビタミンが不足しているのか検査もしないで闇雲に多くのサプリメントを飲むのは逆効果だという専門家もいる。

老化は健康維持より見た目の若返りを優先

サプリメントに頼る女性に多いのはやはり見た目の老化対策のようだが、健康維持を目的とした老化対策を考える方が重要だと思える。
しかし誰も健康維持を目的としても続かないので、皮膚のたるみやシワ、シミなど見た目から入る方が心が動き生活改善や運動なども継続できるようだ。

実際若く見られて悪い気はしないので、多くの人がフェイスマッサージやエステで見た目の老化を防ぐのに躍起になっている。
勿論男性より女性に多くみられる老化対策だが、最近ではヨガやスポーツジムでインナーマッスルを鍛え内臓の働きを正し老化予防する人も増えてきた。
インナーマッスルを鍛えることで体幹や内臓の衰えを補い、代謝は基より免疫力を高め精神的ストレスをもコントロールできるようだ。
ヨガやスポーツジムなどは姿勢が良くなり皮膚のたるみの予防にも繋がるとあって特に女性に人気がある。

一方男性は見た目を気にする人は少なく、老化対策にお金を使う人も多くはないだろう。
だが健康面から禁煙したり深酒を慎むなど、体を気遣う人は増えている。

私も老化について考えるようになったのは60歳過ぎてからだが、予防や対策は早いに越したことはない。

将来の健康不安を意識するのも60代になってからだろうが、健康な内に心掛けなければならないのは言うまでもない。

それは最後の人生をより長く健康で楽しむためだ。