シニアの必見片付け術

Rudy and Peter SkitteriansによるPixabayからの画像

片付けの秘訣は心を動かすこと!

片付ける秘訣や片付かない人の勘違いを詳しく紐解いてみた。
多くの家を見てきたから分かる片付かない人の心理状態。
これを実践して片付かない人は一生片付かない。

1. 片付けようと思うから片付かない
2. 心を動かすのが片付けのコツ
3. 片付かない散らかりリバウンド
4. 収納しようと思うから片付かない
5. 物がない部屋より物が見える部屋の方が落ち着く
6. 片付けと掃除は似ているが違う
7. 歳をとれば物に執着するなというのは間違い

1. 片付けようと思うから片付かない

家が散らかって片付かない原因を、自分の性格や収納が少ないせいにしていないだろうか。
片付けも掃除も勉強も体力作りも同じことだ。
他のブログで書いたこともあるが、その最も大きな原因は心が動かないことだ。

特に片付けや掃除はポジティブな感情になれないことですぐに行動できないのだ。
その証しは酒の好きな人が飲みに行ったり、スポーツの好きな人が休まずに練習に行くことからも分かることだ。

好きなことはすぐ行動できるが、片付けは本来楽しいことではないとネガティブに捉えているから億劫になって行動出来ないのだ。
当然片付けが好きな人も多いが、そんな人は散らかっていたらすぐに片付け行動ができる。

片付けが好きではない人も「何で片付かないんだろう」という違和感を常に持っているが、「片付けよう」と思っても余計片付けない結果になっている。

2. 心を動かすことが片付けのコツ

散らかっているのは好きではないが、片付けはもっと好きではないというのが本音の人はいつまでたっても片付かない。
片付けをネガティブな感情からポジティブな感情に変えることから始めなくては一生片付かないだろう。

それでは具体的にどうしたら片付けがポジティブな感情になるのか考えてみよう。
例えば女性の場合、何歳になっても綺麗でいたいものだ。
化粧や洋服には気を使ってお洒落ができるのはどうしてなのか考えれば分かるが、ファッションなどは「綺麗になりたい」とか「人から綺麗だと言ってほしい」と言ったポジティブな感情からくる行為と言える。

どうしても片付けがそんな感情にはなれないというなら、インテリアなどを楽しんでみるのが効果的だ。
片付けたい部屋を想像しながら、家具の量販店でこだわって家具選びをしてみるといい。
そのこだわりぬいて選んだ家具を持ち帰り部屋に置こうとしたとき、必ず片付けようと心が動くはずだ。

おそらく心が動いたことも意識することなどなく片付けているはずだ。
これこそが「片付けようと思うから片付かない」ということで、「片付けようと思わなくても片付けている」という心理状態だ。

その心理状態に変わった切っ掛けがこだわって選んだ一つの家具に過ぎないということだ。

3. 片付かない散らかりリバウンド

ダイエットと同じで一度や二度心が動いて片付けたとしても、3ヶ月もしないうちにまた散らかった部屋に逆戻りすることはよくあることだ。

原因は動いていた心が動かなくなったことにある。
どれだけこだわって買ったと言ってもそんな新鮮な気持ちが長続きはしない。

これはファッションも同じことが言える。
すごく気に入って買った洋服もそのうち飽きてしまえば、クリーニングにも出さなくなってクローゼットの奥で眠ってしまうことになる。

インテリアもまったく同じ感情が働くのだ。
常に心を動かした心理状態を保とうとするなら、飽きる前にまた違うインテリアにこだわりを持たなくてはならない。
「そんなしょっちゅう家具を買う訳にはいかない」と思うだろうが、何も高額な家具だけで心を動かそうと頑張る必要はない。

小さな一輪挿しのガラス花瓶一つでもいいし、一枚だけ写真が入るフォトフレームでもいい訳だ。
前に買った家具の上に向きをこだわって置いてみるだけでも心は動くものだ。

片付かない散らかりリバウンドを克服するには、常に心を動かすアイデアが必要だということだ。

4. 収納しようと思うから片付かない

片付かない人から良く聞くのが「収納するところが少なくて片付かない」という言葉だ。
私はリフォームを仕事にしていた頃から「片付けは収納に仕舞うことではない」といつも思っていた。
「片付けとは収納から出すことだ」と言う方が正しいかも知れない。

先ほども書いた通り片付けは心を動かすことだ。
こだわって買った家具で片付けたいと心が動いたはずだ。

収納の中に納まっている物の多くは、買う時にこだわって買った物なのではないだろうか。
それなら収納に仕舞っておいても心が動くはずもないだろう。
収納から出してインテリアとして部屋に馴染ませることを考えて見るべきだ。

それでも心が動かない物は処分しなければならないだろう。

5. 物がない部屋より物が見える部屋の方が落ち着く

片付けができない人は、物がない部屋ほど片付いていると勘違いしていることが多い。
しかしそれは間違いだ。
人は物に囲まれている方が幸福感も強く心も落ち着くのだ。

これまで書いてきたように、物が見えるようにインテリアをコーディネートすることこそが片付けるという本来の意味だ。
こだわって心を動かし買った物を見えるように部屋に置き、調和させて心を和ますことこそが片付けの真髄だ。

片付かない人は物が散らかっていることでも幸福感を味わっていることもある。
それは物が見えることで和む心理状態ということだ。
テレビなどで見るゴミ屋敷もその心理状態の傾向にあることが多い。

6. 片付けと掃除は似ているが違う

片付けと掃除を同じように考えている人は多いが、片付けと比較しても掃除の方が厄介だ。
片付けと同じなのは、掃除も心が動かないネガティブ行動だという意識を持つのが一般的だ。
「掃除は邪魔臭い」「掃除は億劫だ」と思った時点で苦手になる。

よく勘違いされるのが食事後の食器の片付けだ。
食器を洗うのは片付けではなく掃除だ。
洗った後乾燥させるところまでが掃除で、収納に仕舞うのが片付けだ。

だから収納に仕舞うことばかりを考えると心を動かすことはできない。
例えばコーヒーを飲むカップも、できれば家にある一番いいものを使うことで心が動く。
よく頂きものなどの高級なカップが箱に入れられたまま水屋の奥に仕舞ってあるものだ。
マイセンなど有名なメーカーのコーヒーカップでも使わず仕舞ってあることもよくあるが、出して使うと心が動き自然に片付くようになる。

そんな洒落たカップは収納に仕舞わず敢えて見せる工夫をすることだ。
見せなければならないと思えば綺麗に洗うこと、つまり掃除をすることへ心が動かされるのだ。

片付けが苦手な人が掃除も苦手なのは、どちらにも心を動かされることがないからだ。
そのことから考えても掃除は片付けで心を動かされた時に同時にするのが効果的だろう。
片付けるのと同時に掃除をすれば、掃除だけで心を動かそうとしなくて済むからだ。

7. 歳をとれば物に執着するなというのは間違い

よく歳をとれば物に執着するなと言う人もいるが、逆に物に執着する方が心が潤うと考えるのはおかしいだろうか。
物にこだわり、物に囲まれて生活するから心が潤い落ち着くことにも繋がるのだ。

新車を買ったらいつも洗車したり車内を掃除するのは悪いことではない。
つまり新車の間は心が動かされるから掃除をするのだ。
新車を買ったということはその車に執着したからだ。

そのうち古くなれば心が動かなくなり掃除もしなくなるが、同時に執着心も失われたことになるのは言うまでもない。

何もない白い壁に囲まれた病院の一室に入院しているだけで認知症が進むのは、白い壁やカーテンに緊張して落ち着かないからだ。
自分の家でも何もない片付いた部屋で過ごすより、物は多いが片付いた部屋で過ごす方が認知症予防にも効果があるくらいだ。

歳をとったらどんどん物に執着した方がいい。
何も高額な物にばかり執着する必要はない。
例え百均で買ったガラス瓶でも工夫をすれば心を動かすことができる。

心を動かし心豊かな生活をするため物に執着することを薦めたい。