シニアの旅を10倍楽しむ方法!

LoggaWigglerによるPixabayからの画像 (ミャンマーウーベイン橋の夕日)

思い立った時が旅の始まり

旅は現地に行ってからでも出発してからでもなく、思い立った時から始まっていると感じることが旅行価値を高めてくれることになる。
行き先の歴史や風土(気候、景観、環境など)を調べることで初めて知ることも多くある。

インターネットが普及してからはこの時点で初めて発見することも多くあるが、その一番のメリットは自分の価値観で行って見たいところを見つけることができることだ。
もし事前に調べていなかったら行かないかもしれないところも見落とさずに行けることだ。

時には有名な観光地よりも自分だけの目的地を見つける方が、面白い旅になる期待感が沸いてくることもある。
例えばミャンマーのウーベイン橋もゴールデンロックのあるチャイティーヨーパゴダや世界三大仏教遺跡のあるバガンよりヤンゴンからは遠いため飛ばしがちだが、ウーベイン橋の魅力に引かれたならヤンゴンよりマンダレー国際空港に降り立つことを考えるようになる。

同じ旅でも飛行機やホテルの予約をするまでならどうにでもなる変更を重ねることで、その旅の価値を高めようという訳だ。

そして実際ウーベイン橋に行ってその魅力をこの目で見ようと考えたなら、雨季ではなく乾季に行った方がいいという情報に辿り着くはずだ。
このように行きたい場所によって季節や時間、行きつくまでの方法などを考えることが旅の大きな楽しみでもある。

この実際に出発するまでの時間こそ、想像を膨らますことができる最も楽しい時間になるはずだ。
ウーベイン橋を渡るのに掛かる時間や夕日を見るタイミング、写真を撮る場所などはネットを使える今だからこそ簡単に調べることができるのだ。

想像を膨らませば、現地に行った時に受ける感動よりこの時点での新鮮さの方が心の刺激は大きかも知れない。
これは行くまでにしか味わえない楽しさだからだ。

旅は行って帰ったら終りではない

旅は行く前の期間と、実際に行っている間、そして帰ってからの時間に分けることができる。
この三つに分けた時間の全てを一つの旅として捉えることで、その旅の価値を高めることができる。
旅から帰っても何もせず思い出話しをしながらお土産を配って終りとするのが普通なのかもしれないが、今時は写真や動画整理だけでも結構多くの時間を必要とする。
しかしこの時整理もせずにハードディスクにまとめて掘り込む人も少なくない。

人によっては二度と見ることはない大量の写真を、取り敢えず保存しておくだけの人も多い。
写真も思い出だが頭の中にしっかりとした思い出を残すのに、少し時間を掛けて実際に行ったところの場所や歴史などを振り返って調べ直しておくのがお勧めだ。
できればSNSやブログ、YouTubeなどに記録しておけばいつでも取り出すことができる。

この整理が終わるまではまだ旅は終わっていない。
この思い出を頭に刻む作業も楽しむことができるからだ。

旅行写真の撮り方(ポイント)

旅先で写真や動画を撮るポイントの一つが、観光地などに付いた時メモ帳か何かにその地名を書いて最初に写しておくことで帰ってから整理がしやすくなることだ。
デジタルになってから写真を撮る枚数も大幅に増えたことで、帰ってから整理をする時にどこで撮影した写真なのか判別するのが難しいからだ。

特に遺跡や寺院の多い国に行けば、どこも同じに見えて写真だけでは分からなくなることがあるからだ。
スマホは自動的にその国の時間に変更されるので気にしなくていいが、カメラやビデオは手動で時間を設定し直さなければならないものも多い。
時差がある国では時間を合わせておくだけで、帰ってから整理するのに役立つこともある。

予め旅行に行く前に予定観光地の写真撮影に適した場所や方向を考えておくことも大事だ。
インスタなどSNSに投稿するなら尚更だが、敢えて逆光で撮るサンライズやサンセット以外は光を背にして撮るのが基本だ。

どこの遺跡でも同じようにアンコールワット遺跡群でも遺跡は太陽が昇る東を向いて建てられているのが普通だが、なぜかアンコールワットだけが太陽の沈む西を向いて建てられている。
アンコールワットに限っては朝日に浮かぶシルエットで朝早く撮る写真以外は、午後に撮る方が綺麗に撮影できる。
東を向いて建っているアンコールワット以外の遺跡は午前中に撮影する方がいいことになる。

他にも湖や山、寺院や塔なども写真撮影に適した時間や方角があるので、概ねその時間を大きく外さない時間スケジュールを立てるためにも前もって調べておくことをお勧めする。

写真だけではなく、目で見る印象も時間や天気によって大きく変わるので、天気や季節、時間は旅を楽しむ重要な要素だ。
特に四季のない熱帯地域では雨季と乾季によってまったく違う風景になるばかりではなく、雨季には行けない観光地もあるくらいだ。

アンコールワットやバガンのように朝日が出る前に到着するため、朝早くに起きなければならない前夜は酒も控えて早く就寝しなければならないのは当然だが、特にシニア以上の人には旅を楽しむための大切な心掛けになる。

昔に比べ旅行で写真や動画を撮る時間や機会は大幅に増えているが、海外で最も注意しなければならないのが日本とは比べられないほど安全対策が施されていない観光地が多いことだ。

海外で写真や動画撮影で注意すること

海外で撮影に気を取られ転落事故に合う観光客が増えているようだ。
手すりもない狭い橋や急こう配の遺跡の階段など海外の観光地には危険が多いが、そんなストレスも心地いい緊張感に変えて楽しむのが旅の醍醐味でもある。

写真撮影をしているのは日本人だけではない。
ほとんどの外国人観光客がカメラを持って歩いているので、観光地では動画を撮りながらぶつかってくる人もいるが悪気があってのことではない。
しかしそれが欄干もない狭い橋の上や、遺跡の上だといつ事故になってもおかしくない。

ひったくりなどの防犯対策や事故に遭わない安全対策を怠らないことが楽しい旅に繋がるのは言うまでもない。

広告