60歳から始めたブログが継続できている訳

photoBさんによる写真ACからの写真

シニアブログの目的は収益だけではない

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60歳からブログを始めた理由

退職の半年前から始めたこのブログも2年に迫っている。
若い人がブログを始める動機はほとんどの場合お金儲けだろう。
アフェリエイトやアドセンス収益を狙って始める人が大半だ。

だが私が60歳を過ぎてブログを始めた本来の目的は、自分を客観的に見て弱音を吐かないように監視をし悪癖に立ち向かうためだ。
悪癖とは主に優柔不断で何をしても三日坊主なことだ。

別にブログではなく日記のようなアナログ的な気持ちの記録簿でもいいだろうと言われそうだが、世間に公開することで受けるプレッシャーが悪癖に立ち向かう力になると考えたのだ。

案の定その効果は期待以上で、自分の決断した通り退職し2年もこのブログを続けることができている。
おそらくこのブログを始めていなかったらダラダラと継続雇用を受け入れ、65歳になるまでサラリーマンを続けてフェードアウト型の人生を送っていただろうことは疑う余地もない。

もしブログではなくノートや手帳に綴った決断や思いだったとしたら、書いた時だけの自己満足に終わりその後見直すことを二度としなかったのは目に見えている。
60年もこのような悪癖と付き合っていれば、多少の努力では打ち勝てないことぐらい分かっているからだ。

ブログを継続できている理由

ブログやYouTubeを生活の糧として生きている若い人に言わせれば「よくそんな理由だけで続けられるものだ」とか「収入に繋がらないブログなんて意味がない」と思われることだろう。

確かにせっかく続けているブログなので、ある程度の収入にしたいと考えていない訳ではない。
できることなら生活の足しになる程度は稼げるのが理想だと考えているので、アドセンスやアフェリエイトも貼っている。

だが目的が金儲けを主にするなら2年も続いていなかったことは明らかだ。
結果論で言うとそもそも収益化を目指すならこのような記事内容は相応しくない。
もっと読んで頂いている人のニーズに合った不安を解消する具体的な内容でなければならないだろう。

老後をテーマにするなら老後資金不安であったり、年金の受給時期などのお金に関する題材が適していることは分かっている。
世の中の情報需要はほとんどの場合損得勘定が関わっているからだ。

しかしそのお金のために生きる人生にはしたくないと退職しているので、お金に関わるネタだけのブログにはしたくないといった少し矛盾した内容にならざるを得ない。
もし最初から収益だけを目的にしていたなら1年はおろか半年ほどでブログの継続を諦めていただろう。

60歳過ぎてブログやYouTubeを仕事にするのはハードルが高い

ブログやYouTubeを中心に収益を上げ稼いでいる人はほんの一握りの人たちだ。
どうしてもそんな人たちのブログやYouTubeが検索上位に上がってくるから、成功者だけが目立ちマイナーなネタでコツコツ継続している人は陰に押しやられてしまう。

ひがんでいる訳ではないが、60歳過ぎてから収益を目的にネットの世界へ参入するのは並大抵のことではないと言いたいだけだ。
返って私のように収益だけを目的にしないほうが継続できるのは確かなようだ。

このようなことが言えるのも2年間続けたからだが、毎日書いている訳でもないので果たして継続と言っていいのかは疑問だ。
ただやめてないだけのブログであっても、たまに頂く貴重なコメントに励まされ何とか続けてこれたのは紛れもない事実だ。

このブログをもし仕事とするならこんな効率の悪い仕事は他にないだろう。
たまにアルバイトをしたり今までの貯蓄を食い潰しながら生きている者が偉そうなことも言えないが、働く意思がない訳でも仕事のチャンスがない訳でもない。

もしニートの定義に年齢制限がないのであれば私こそ高年齢者ニートと言われるか、若しくは引きこもり老人と噂されても致し方ない。
だが人に迷惑をかけることもなく何とか生きて行けるのなら、この歳だからこそ安易にお金だけのために働くことはしたくないだけだ。

矛盾を感じる生き方に翻弄される

真面目に働いておられる方から批判的な意見を頂いても反論することもできない状況に変わりはないが、自分の生きたいように生きているのには間違いない。
ただ、生活が行き詰るのが現実に見えてきた時は、意に反してでもお金だけが目的の仕事もいとわずやらなければならないだろう。
そのような思いは弱音とも言えるが、実際生きていかなければならないので腹をくくっている。


自分が人とは少し違った生き方を選んだからには迷いや不安も受け入れなければならないのは当然だが、未だに捨てきれない人並みの贅沢や欲求には未練も多い。
お金がないと生活もままならないのにお金を目的に生きることはしたくないという、身勝手この上ない矛盾をどう解決したらいいのかが課題だ。

このブログが果たしている役割は、そんな身勝手な自分の反省や意思を曲げないためのモチベーション維持に貢献しているが、以前書いた記事の内容には赤面しながらも、凡人が運命に翻弄されながらあからさまに生きる少し歩く道を外した俗人の記録だと感じてほしい。

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コメント

  1. koba より:

    いつもブログと動画を楽しみに拝見しております。kobaです。
    私は来年の6月誕生日での60歳定年退職を選択しました。
    会社の近しい方には話をしましたが、「辞めてから時間はどう使うの?」との質問ばかりです。その人たちを納得させるだけの考えは持っていませんが、やりたいことは頭にいろいろとあり(お金にはなりませんが(笑))、今の気持ちとしては心配だけど楽しみの方が勝っています。また、yumezouさんの現実的なブログはいつも腑に落ちる内容で、ヒントを与えていただき、また励まされています。
    ありがとうございます。

    • saiga yumezou より:

      kobaさんいつもコメントありがとうございます。
      私が定年後一年で退職した根底には、要領よく会社人間を続ける自分への怖さみたいなものを感じたからなのかも知れません。
      継続雇用を受け入れられるほとんどの人はおそらく安定を望んでのことなのだろうと思います。
      私も来年3月で65歳になりますがいまだにあの時の選択は正しかったのかと思ったりもします。
      どちらにしてもあっという間に65歳という年齢になるのは間違いありません。
      話しは変わりますが昨日まで紀伊半島を車旅してまいりました。
      kobaさんに教えて頂いたところにも行ってみましたが素晴らしい景色と歴史を感じることができました。
      YouTubeを通してですがkobaさんとのご縁にも感謝しております。

      • koba より:

        yumezouさん
        返信頂きありがとうございます。
        先ほどアップされました伊勢神宮編を楽しく視聴させていただきました。
        また、次回の南紀編も楽しみにしております。
        このブログとyoutubuを通しお知り合いになれましたこと、わたくしの方も大変感謝しております。
        今後ともよろしくお願いいたします。