60歳過ぎれば投資よりトレードを勧める訳

60歳から投資に使うお金の意味とは

60歳から明確な目的を持ち、投資期間と投資金額を決めるために考えなければならないことがある。
自分が持っている貯蓄資産と投資資金のバランスだ。
例えば貯蓄資産1,500万円の内、1,000万円を10年間の投資資金にするのはどう考えてもバランスが悪い。
70歳になるまでその1,000万円を使うことができないからだ。

この投資資金の金額査定は単に貯蓄資金の割合で決めるものではない。
生活資金以外に使えるお金を投資資金に充てるのが理想で、将来の生活資金までも投資に充てるのはそれだけでリスクも高くなる。

特にトレードのようなハイリスクなものは博打性が高く、無くなったら困るお金を流用するものではない。
とは言っても老後資金に余裕もない者は投資やトレードをしてはならないと言っている訳ではない。
例えリスクの高いトレードであっても身の丈に応じた取引をすればいいだけのことだ。
要は例え無くなってしまっても諦めのつく金額を投資資金に充てるのが重要だと言っているのだ。

何億も持っている人と同じような投資を誰でもできるものではないが、逆に何億も持っているなら60歳過ぎて投資をする価値も少ない。

FXは少額トレードでも複利効果を活かせば利益は膨らむ

60歳の時点で老後資金がどのくらい必要になるのかは生活基準によっても大きく個人差があるところだが、例えば2,000万円貯蓄のある人が年金と合わせて老後資金がギリギリと考えているのに、この2,000万円を長期の投資資金にするには向いていない。

例えば元本保証されているような貯蓄型保険であったとしても満期条件があるとするならリスクがあるのと同じことだ。
満期前に換金する事情ができてしまえば元本保証が消えてしまうような商品だ。

株式やFXも知識を身に付けなければ成功しないのは明らかだが、勝機があるとするなら少額投資から始めてみるのがお勧めだ。
特にFXは短期トレードに適しているが、リスクは他の投資に比べ非常に高いので生活に必要な資金は基より何かの準備金であってもこれに充てることはお勧めできない。

FXと言ってもレバレッジを下げたり、少ない金額で取引するならリスクを抑えることができ、しかもFXは複利効果を最大限に活かせば、少額投資でも大きく利益を膨らませるのが最大の魅力だ。

複利効果とは利息が利息を生むと例えられるように、利益が次の投資金額に上乗せされ更に高い利益を得ることができる効果だ。
1ヶ月5%の利益を完全に確保できるのであれば、12か月後には79.58%の利益が生まれるといった考えだが、1ヶ月10%で計算すると1年後の利益は200%を超える。

だがこれはあくまで複利効果の計算が生むマジックで「捕らぬ狸の皮算用」であることには変わりない。

60歳からの投資まとめ

・60歳から投資をするならお金を増やした後の目的が必要だ。
・60歳になればリスクの少ない長期投資をする時間的余裕はない。
・老後資金目当ての投資は意味がない。
・生活資金を投資資金にしてはならない。
・60歳過ぎれば短期でお金を増やすトレードがお勧めだ。
・FXするなら少額資金からがお勧め。
・FXは複利効果を最大限に活かせるのが魅力だ。

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