フェードアウト型人生を選びたくない人は50代から準備する

フェードアウト型人生が定年退職に向けて準備したいこと

フェードアウト型人生を選択した場合に定年退職に向けて準備したいことは、第一に居場所だ。
何度もこのブログで書いているが、ほとんどの人は成り行き任せにしているのが退職後の居場所だ。
田畑を所有している人はまだいいが、何もすることを持っていない人はいる場所もないことになる。
このタイプの人生を送るのであれば、60歳から継続雇用で契約社員になってから考えても遅くはないだろう。
準備したいのは「やりたいこと」「居場所」「生活基盤」の三つだ。

退職してしまえば会社という行くところをなくすことになるのだから居場所が必要になるが、家に一日いて問題のない人は良しとしても家に一日いたら気の滅入るような人は外に居場所を探すことになる。

そんな時は居場所より先に「やること」を見つけるのがいいだろう。
60歳の定年になった時点で5年後の退職後に「やりたいこと」を見つけそれに応じて「居場所」も「生活基盤」も準備するといい。

なぜ退職してからでは遅いのかというと、「やりたいこと」によっては準備に時間やお金が掛かるからだ。

例えば都市部に住んでいる人が退職してからは自然の中で園芸を楽しみながら生活したいとする。
そうなると近いところで田畑を借りて通いながら野菜などを作り利益などは考えないのか、或いは田舎に家を買い引っ越して本格的に農業をするのかによって準備は大きく変わってくる。
後者ならフェードアウト型ではなく60歳から考えたのでは遅いと言える。

前者の場合でもどのあたりで畑を借りるのか、機械は必要か、通うのに今の車は適当か、野菜作りのスキルなど考えなくてはならないことが多くある。

いずれにせよ人生は65歳では終わらないのだから「やりたいこと」を早めに見つけそれに応じて準備することが賢明だ。
そして退職と同時に「やりたいこと」に直ぐに移行できるようにしておくことだ。